東勝寺跡

宝戒寺から滑川を渡り、住宅地の坂道を上り詰めた山間にある史跡。東勝寺は北条泰時が退耕行勇[たいこうぎょうゆう]を開山として創建した北条氏の菩提寺だったが、元弘3年(1333)の新田義貞[にったよしさだ]の鎌倉攻めの際、北条高時をはじめ一族800余名がこの寺に立てこもって火を放ち、自害した。いわば鎌倉幕府終焉の歴史的な場所といえるが、現在は石碑が立つのみとなっている。石碑の先の山腹には、腹切りやぐらとよばれる大きなやぐらがあり、五輪塔や卒塔婆が立つ。

基本情報

住所

神奈川県鎌倉市小町3-10付近

アクセス

公共交通機関の場合: JR鎌倉駅→徒歩20分 車の場合: 横浜横須賀道路朝比奈ICから県道204号経由5km15分

電話番号

鎌倉市観光商工課: 0467-61-3884

利用料金

見学自由

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