グルメ

グルメ一覧

1859年(安政6年)の開港以降、いち早く西洋の文化にふれてきた横浜。
異国から伝わり、日本で初めて作られた料理や、横浜で誕生したメニューも数多くあります。

スパゲッティ ナポリタン

ナポリタンの画像

横浜発祥グルメの代表格ともいえるのが庶民の味、ナポリタン。横浜を代表するクラシックホテル、ホテルニューグランドの2代目総料理長入江茂忠が完成させたメニューと伝えられています。戦後、進駐軍の兵士たちが、ゆでたてパスタにケチャップをかけておいしそうに食べている姿を見て、もっとおいしくと、生のトマト、水煮のトマト、トマトペーストを使用したオリジナルソースで仕上げ「スパゲッティナポリタン」と命名した。元祖ナポリタンの味は、本館1階 コーヒーハウス ザ・カフェで味わえます。

シーフードドリア

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ナポリタンと同じく、シーフードドリアもホテルニューグランドで生み出された料理で、初代料理長のサリー・ワイルの創作によるもの。 滞在していたお客様より「体調が悪いのでなにか喉通りの良いものも」というリクエストに応え、バターライスの上にたっぷりの小海老のクリーム煮とクリーミーなグラタンソースをかけて焼き上げ提供したのがはじまり。魚介のうまみが凝縮された伝統の味わいをぜひ。

プリン・ア・ラ・モード

横浜ホテルニューグランドのプリン・ア・ラ・モード

喫茶店では定番のデザート「プリン・ア・ラ・モード」。こちらも、スパゲッティナポリタン、シーフードドリアと同様、 ホテルニューグランドが発祥とされています。ホテルは、GHQ(連合国最高司令官総司令部)軍兵士の夫人も宿泊していました。そのため、夫人が喜ぶ「華やかな見た目」で「満足できるボリューム」スイーツを提供する必要があったのです。そこで、当時のパティシエがプリンやアイスクリーム、アメリカから輸入された果物の缶詰を盛り付けたことが始まりとされています。

サンマーメン

老舗中華料理店「玉泉亭」のサンマーメン

サンマーメンは、モヤシなどの野菜や豚肉といった具材を炒めてとろみをつけたあんかけをのせる、神奈川県横浜市発祥のご当地ラーメン。中区で3代続く老舗中華料理店「玉泉亭」の2代目・井田辰雄が考案したといわれるメニューです。横浜市民、神奈川県民にとって、サンマーメンは日常的によく目にする慣れ親しんだ品となっています。

家系ラーメン

家系ラーメンの画像

横浜家系ラーメンとは、神奈川県横浜市発祥の豚骨醤油ベースの濃厚スープと太いストレート麺を特徴とするラーメンです。その家系発祥のお店が、1974年(昭和49年)横浜市新杉田に開店した「吉村家」とされています。

(画像は家系御三家として名を馳せた「六角家」から。2024年4月8日より「六角家1994+」が新横浜ラーメン博物館にて復活出店)

食パン

「ウチキパン」の食パン

1888年(明治21年)に初代・打木彦太郎が「横浜ベーカリー宇千喜商店」として創業した「ウチキパン」。日本の食パンの元祖とされるレシピを受け継いだ看板商品の 「イングランド」はまさに伝統の味。日本で初めて一般的に売り出した食パンといわれています。

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