臨済宗建長寺派の大本山で鎌倉五山の第一位。建長5年(1253)に5代執権北条時頼が、宋の高僧蘭渓道隆[らんけいどうりゅう]を開山として創建した日本初の禅宗専門道場。最盛期には七堂伽藍を備え、1000人以上もの修行僧がいたという。たび重なる火災で当初の建物は焼失したが、江戸時代に徳川家の庇護によって復興された。現在の堂宇は近世の再建や移築だが総門、三門、仏殿、法堂[はっとう]などが一直線に並び、中国宋時代の典型的な禅宗様式の伽藍配置を残している。山内では今も厳しい修業が行われ、禅寺らしい厳かな雰囲気に包まれている。
頼朝が伊豆の蛭ケ小島[ひるがこじま]に流された時に、ここの稲荷神が翁の姿で夢枕に立ち、平家討伐の挙兵の助言をした。後に頼朝は、鎌倉幕府を開き、この地に社殿を建てた。名の由来は佐殿[すけどの](頼朝の幼名)を助けたところから付いたといわれる。石段の続く狭い参道には無数の古びた朱塗りの鳥居や赤い幟[のぼり]が林立し、石段を登りつめると杉木立に囲まれて小さな社殿が立つ。
フランス人技師ヴェルニーが建設に貢献した横須賀製鉄所跡地が望めることから名付けられたフランス庭園様式を取り入れた海辺の公園。園内にはフランス式花壇や噴水が設けられ、フランスやアメリカ、日本の品種を中心とした約1400株のバラも植えられていて、優雅な雰囲気。ヴェルニー記念館やカフェレストラン・コルセールもある。
久里浜港の前にあり、高さ約10mのペリー上陸記念碑が立つ。これは上陸を記念して明治34年(1901)に当時の会見場所に立てられたもの。碑面の文字は伊藤博文の筆。記念碑の横にあるペリー記念館では、上陸当時の様子をジオラマや絵巻物で紹介している。
神奈川の文化と歴史を紹介する博物館。建物は明治37年(1904)、横浜正金[しょうきん]銀行本店として建てられたネオ・バロック様式の建築で、国の重要文化財・史跡に指定。常設展とは別に年に数回、特別展(別料金)も開催。1階にはレトロな趣きの喫茶店がある。営業部長(マスコットキャラクター)の「パンチの守[かみ]」は150年以上前に描かれた明治のマンガキャラクターが由来。
高級欧風ベーカリーとして開店した当初は、赤い紙袋を提げて歩くマダムが町に続出するほど話題に。ヨーロッパ仕込みの技術を受け継ぎ、併設の工房で焼き上げたばかりのパンは、元町本店限定品を含め、常時約140種類揃う。
音楽ジャンルの名称である“エキゾチカ”にインスパイアされたオーナーシェフと奥様が営むスープ専門店。世界のさまざまな地域を連想させるスープをオリジナルメニューで提供している。モーニング&ランチタイムはレストランとして営業。18時以降はダイニングバーとなり日中とは違った魅力の中で料理やドリンクが楽しめる。特に人気なのは「日替わりスープと自家製中華まん」のモーニングセット。
昭和33年(1958)から続く商店街「丸七商店街」にあるカヌレ専門店。無添加にこだわった和テイストのカヌレは、プレーン、バニラ、カカオ、ほうじ茶、コーヒー、紅茶の全6種類。1個290円。イチオシは京都・祇園の「北川半兵衛」から仕入れる香り高い茶葉を使うほうじ茶味。カヌレ型のフィナンシェ「COREMO」1個350円も人気。
北鎌倉駅から徒歩2分という好立地ながら、静かで落ち着いた雰囲気に包まれた甘味処。手作業で丁寧に作られる看板メニューの「みたらしだんご」は、みたらしだんごの発祥とされる京都・下鴨神社の伝統スタイルを受け継ぐこだわりの品。焼きたて&もちもち食感のだんごと自家製のみたらしタレとの黄金のハーモニーが絶品。甘味のほか、食事メニューも扱う。
和菓子屋として創業し、およそ70年の歴史をもつ鎌倉・小町通りの中央に位置する甘味処。創業時から変わらぬ味の自家製つぶ餡を使った甘味をはじめ、上品な甘さの和スイーツは30種類以上。屋号にちなみ、竹をかたどった器に盛り付けて提供される「あんみつ」が特に人気。
「銭洗弁財天」や「佐助稲荷神社」で知られる、佐助エリアの住宅街の一角にある「アートと本」がコンセプトの一軒家カフェ。もち粉100%で作るグルテンフリーのどら焼き・「佐助焼き」のほか、「佐助ブレンド」などこだわりのメニューが充実。定期的に開催される企画展の情報は、店舗のHPやインスタグラムでチェックを。
マリブファーム 逗子マリーナ内にあるショップ。サステナブルな街づくりを目指すリビエラ逗子マリーナの取り組みとして、タイヤをリサイクルして作られたビーチサンダルなどエシカルな商品を販売する。
ヘルシーな天ぷらが自慢の居酒屋。天ぷらのほか、じっくり煮込まれたおでんや一品メニューも絶品。毎日17〜19時のハッピーアワーに、レモンサワーやハイボールなどが何杯飲んでも30円になるサービスも。
イタリアで5年間修行したシェフによる創作イタリアンと、素材を生かしたケーキを提供。ランチは、ピッツァやパスタのランチのほか、コース仕立てのレディースランチやステーキランチも。キッズプレートや子ども用の椅子や食器の用意もあるので、小さな子ども連れでも安心だ。コースは、充実した内容のパーティコースやアニバーサリー向きのコースなど、各種用意している。一面ガラス張りの広々とした店内は、陽の光が心地のよい開放的な空間。テラス席はペット連れでも利用できる。自家製のカットケーキやホールケーキはテイクアウトして帰ろう。
鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ向かう参道、若宮大路沿いにある、由比ガ浜など鎌倉の砂浜で集めた桜貝を使ったアクセサリーを制作、販売するショップ。桜貝そのものの色や形を活かして、洗浄から樹脂コーティング、欠片を使ってデザインをする技術はここならではのもの。ネックレスやピアス、イヤリング、ブレスレットなど、お気に入りの一点物アクセサリーは、見つけたら即買いを。
鎌倉駅西口から徒歩約3分の場所にあるカフェ。こだわりの「ふわとろフレンチトースト」はテイクアウトも可能。8〜18時の通し営業で、モーニングに、お茶に、ランチに、仕事帰りにと、さまざまに活用できる。Wi-Fiや電源が自由に使え、シェアオフィスとして使える貸しスペースがあるのも便利。
自慢の窯焼きピザとおいしい料理、世界各国のワインなど500種類以上の飲み物で贅沢な時間を過ごせる店。本格石窯焼きピザは、この店が独自で編み出したこだわりの手作りの生地が自慢。毎日生地から作っており、分厚過ぎず薄過ぎず、モチモチの石窯焼きのピザにでき上がる。季節のピザやおすすめピザのメニューも。世界各国のワインや、500種類以上の飲み物、生の野菜やスパイス、ハーブを使用したカクテルやスタンダードのカクテルはもちろん、オリジナルの摩訶不思議なカクテルや、好みやイメージでカクテルを作ってくれる。最先端のカクテルメイキング機器もある。100種類以上のボトルが幻想的にライトアップされている店内。仕事帰りの一杯や女子会など、シーンに合わせて使える贅沢空間は、貸し切りは着席15名から25名まで、立食であれば30名以上でも利用できる。ソファー席や夏期シーズンのテラス席も好評。
鎌倉駅東口から徒歩すぐ。国産の本わらび粉100%で作った「特製本わらび餅」が好評の和カフェ。「特製本わらび餅」は、幻の大豆から作る希少な「湘南きな粉」をまぶして食す人気メニュー。だし茶漬けなどの食事メニューも充実。
季節折り折りの花が咲き乱れる庭と窓から江ノ電を見ながら、鎌倉の隠れ家の中で身体に優しい食事や手作り菓子をこだわりのお茶と一緒に味わえる。夜のお酒を楽しむこともできる。
小田原駅東口から徒歩約2分、肩肘張らずカジュアルに小田原の地物が楽しめる和風テイストのバル。鮮度抜群の地産食材を腕利きの板前が目の前で仕上げる料理も人気。