正眼寺

春には境内のしだれ桜が楽しめる
早雲寺から旧東海道を畑宿方向に向かう左手にある。歌舞伎の仇討ち物で知られる曽我兄弟ゆかりの寺。境内には、兄弟が力だめしをしたと伝わる槍突石も残る。養和元年(1181)に建てられた地蔵堂が前身で、箱根越えの無事を願った人々の地蔵信仰に端を発したものといわれている。一時期荒廃したが寛永3年(1626)に再興。しかし、慶応4年(1868)に明治維新の兵火にあってそのほとんどを焼失した。幸い、曽我兄弟化粧の地蔵2体は難を逃れ、現在も裏山の曽我堂(春・秋の彼岸に公開)に祭られている。弟の五郎の地蔵は鎌倉時代の作で、県の重要文化財。4月上旬には境内に大きく枝を張る枝垂れ桜も見ごろとなる。

基本情報

住所

神奈川県箱根町湯本562

アクセス

公共交通機関の場合: 箱根登山鉄道箱根湯本駅→徒歩15分 車の場合: 西湘バイパス箱根口ICから10分

電話番号

0460-85-5638

営業時間

9〜16時

利用料金

境内自由

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