日本国内に十数か所ある浦島伝説。そのうちの一つが横浜にあると知っていましたか?舞台は横浜市神奈川区。伝説は「神奈川区浦島丘」や「神奈川区亀住町」などの地名にも表れています。さぁ!浦島伝説の痕跡を探しに行きましょう!
✔️横浜市神奈川区の浦島太郎伝説
✔️日本昔話の痕跡をたどる
✔️記念に御朱印も買えちゃう!
「横浜=みなとみらい?」
いやいや! 横浜は、それだけじゃない。
横浜市は全部で “18区” あるんです。魅力は18通り、いや、それ以上に。
もっともっと色んな横浜を知りたい。そして、知ってもらいたい。
「横浜=∞」な魅力発信を目指して、横浜大好き!な横浜美少女図鑑の高橋しよはが、よこ「はま」を「めぐり」ます。
今回のはまめぐりは、横浜市神奈川区、京急線「東神奈川駅」から徒歩5分のところにある「慶運寺」からスタートです!
慶運寺は、室町時代に定蓮社音誉聖観によって開創され、現在では通称「浦島寺」として一般的に知られています。
碑の土台が亀になっています。
お寺の中に入ると亀の手水台を発見!!
横浜市重要文化財である「龍宮伝来 浦島観世音像」と「「亀化竜女神(乙姫)の像」、「浦島太郎の像」の3つの像は慶運寺内の観音堂に祀られています。
観音像は、十二年に一度、子歳開帳の期間だけ間近に見ることができます。前回が2020年なので、次回は2032年ということになります。本記事は2025年1月公開なので、あと7年…ようやく折り返し地点が近づいてきたという感じですね。
しかし落ち込むなかれ!普段は扉に空いた小さな穴から観音像を覗くことができます。隙間から覗かせていただくドキドキ感。金の屏風の前、亀の背上に立っている観音像の神々しさはぜひ現地でご覧くださいね!
観音像を拝んだ後はぜひ訪れた記念に御朱印を買いましょう。
300円で書き置き御朱印を購入することができます。
ここにもしっかり“浦島“の文字が書いてありますよ~!
また、慶運寺は東海道 神奈川宿の御宿場印の販売場所の一つでもあります。
東海道御宿場印めぐりについてはまた別の記事で紹介しているのでぜひチェックしてくださいね。
【横浜東海道 御宿場印めぐり - かながわ 横浜観光ならアットヨコハマ】
続いて神奈川区亀住町にやって来ました。神奈川新町駅から徒歩4分。亀住町公民館の近くで浦島地蔵を発見しました!
(神奈川区亀住町)
浦島地蔵は、もとは観福寺(観福寿寺)の入り口にありました。しかし、慶応三年春の神奈川宿大火で観福寺が類焼した際に、慶運寺に移そうとしたところ、地蔵を積んだ牛車がその場から全く動かず、「地蔵がよその土地に行くのを嫌がっているのだ」と考えた当時の人々は、元の場所に置いておくことにしたそうです。
住宅地にぽつんと置いてあるので初めて訪れる方は驚くかもしれません。
さて、こんな感じで神奈川区の浦島太郎伝説を取材してきましたがいかがでしたか?
日本昔話の痕跡が横浜市にあるなんて興味深いですよね!!
他にも神奈川区には浦島太郎が足を洗ったとされる「足洗川の碑」や、浦島太郎が腰を掛けたとされる「成仏寺」の「涙石」などがあります。また、街中には、亀をモチーフにした車止めや街路灯などもありますので、神奈川区を訪れた際にはあたりをチェックしてみてくださいね♪
〈撮影地〉
・慶運寺(横浜市神奈川区神奈川本町18-2)
・浦島地蔵(横浜市神奈川区亀住町)
〈モデル〉
高橋しよは
〈ライター〉
中村美紀