横浜の商店街にスポットを当てて、定番から知る人ぞ知るローカルネタまで幅広く紹介する「横浜ぶらり商店街」。今回は、元横浜観光親善大使の川内美月さん(みーちゃん)がナビゲーターとなり横浜の商店街をぶらりと巡ってご紹介します!
それでは横浜散策のマストアイテム、横浜の楽しい情報が満載の「アットヨコハマWebサイト」を手にぶらりと散策を楽しみましょう。今回は、食べ歩きが楽しめる商店街としても有名な横浜橋通商店街にお邪魔します。
横浜市営地下鉄ブルーラインの阪東橋駅からスタート。1A出口から商店街までは徒歩2~3分です。

1日でいろんな駅を利用したいときには特に、「アットヨコハマWebサイト」から購入できるデジタルチケットがおすすめ!

地下鉄を利用する場合は「市営地下鉄1日乗車券」「市営地下鉄・バス共通1日乗車券」があり、スマホさえあれば購入から利用までスムーズなのでぜひご利用くださいね!
商店街へ行く前に、まずは横浜橋と言ったらこのお方、故・桂歌丸さんにご挨拶しましょう。商店街のすぐそばにある大通り公園に「歌丸桜」のネーミングで愛される桜の木があるんですよ。

周辺の木々に比べるとまだ可愛らしいサイズ感のこちらは、2011年に商店街創立80周年を記念して植樹されたベニシダレザクラです。その際、このエリアで生まれ育ち、商店街の名誉顧問を務めた桂歌丸さんにちなみ歌丸桜と名付けられたそうです。
取材時(8月)には花は咲いておりませんでしたので、組合の方にお借りした桜の綺麗な画像もご紹介しておきます。

「歌丸師匠、今日は横浜橋周辺をしっかりご紹介させていただきます!」
それではさっそく横浜橋通商店街へ向かいましょう。

何といってもアーケード型の商店街は雨に濡れる心配がなく、そして日差しも遮ってくれるのが嬉しいポイントです。
早くもお腹がグーグー鳴ってきましたので食べ歩きに出発します。まず初めにキムチのお店へ行ってみましょう。

こちらの「福美(ふくみ)」は、この地で40年ほど営業を続けるキムチを中心としたお惣菜を取り扱うお店です。40種類以上あるというラインナップが見た目にもバラエティに富んでいて、いろいろ目移りしてしまいます。

「塩漬けしていないキムチ」???

そんなPOPに誘われて、ちょうど試食コーナーに用意されていた「島らっきょう」と「サラダキムチ」を試食してみます。

「らっきょう本来の素材の味を堪能できます。あとからキムチの辛さもしっかり来ますね。ご飯が進みそうです!」
島らっきょうは沖縄の現地農家と提携し試行錯誤を重ねた結果、塩漬け保存することなくほぼ通年での提供を実現させたそうです。すごいですね!
お次は「パクチーとセロリのサラダキムチ」。

「食べやすくて美味しいです。夏にぴったりの爽やかなお味。後からキムチの辛さもしっかり来ますね。素麺などにも合いそうです」
一般的にキムチは時間の経過で発酵が進むと酸味が強くなり、人によってはこの酸っぱさが苦手な方も。同じ商品でも発酵の度合いで味が全く変わってきます。福美では発酵が進む前に販売し、その後はお客さん自身の好みにお任せするスタンスだそうです。
それでは食べ歩きを続けましょう。2軒目は「デリカキング」へゴー!

焼き鳥から揚げ物までそろう、豊富な鶏料理の数々。まずはそのビジュアルに圧倒されます。

誘引力がすごい・・・。
こちらは横浜市内に複数店舗を展開するデリカキングの横浜橋店。この地で40年ほど営業されており、とにかく良いものを頑張って安く提供することにこだわっているそうです。
どれをいただこうか迷いに迷うところですが・・・「チーズイン鶏メンチにします!」
そのルックスからして美味しさに溢れています。
「いただきまーす」
「チーズインの名前の通り、中にとろとろのチーズがたっぷり。ボリューム感があるのに意外とサクサクいけちゃいます!」
重すぎないのも食べ歩きにはぴったりですね。さらに、お店一番人気のもも焼きや定番の焼き鳥にも思わず手が伸びそうに・・・。

タレがたっぷり絡まった焼き鳥がたまりません。今回は我慢して・・・今度来たときはお家の晩ご飯用にお買い物するのも良いですね。
みーちゃんも後ろ髪を引かれる思いでお店を後にします・・・。
「次はどこに寄ろうかな~」
そう思いながらぶらぶらと歩いていると、またまた食べ歩き民の心をわしづかみにするショーケースを発見!

大定番のコロッケやカツ、アジフライなどの揚げ物がずらり!
こちらのお店は「ミートキング」です。

やっぱり商店街の食べ歩きと言えば定番のコロッケをいただかないと語れませんね。

なんと3個で100円という破壊力! ここは平成どころか昭和ですか!?

この懐かしさ漂うフォルムはみんなが好きな定番のコロッケに違いありません。
「ふわふわ食感の定番コロッケ。おやつにちょっとつまみたいちょうどいいサイズで食べ歩きにぴったり。コロッケパンにしても美味しそうです!」
あっという間にコロッケを平らげたみーちゃん。すると、気になるものを見つけたようでレジに並び始めました。

レバーのしぐれ煮を本気のお買い上げ!
その他、ミートキングには冷蔵のショーケースもあり、いずれも破格のプライスなのでお見逃しなく!
さらに商店街の名前を取った「横浜橋メンチカツ」も次の機会にぜひいただきたいですね。
食べ歩きを満喫したところで、少し商店街のことを話しましょう。
横浜橋通商店街は、戦前から続く横浜を代表する商店街の一つです。明治期から戦後にかけて周辺が一大歓楽街として発展するのに伴い、商店街もまた地域の生活に欠かせない場所として活況を呈しました。
全長350メートルを誇るアーケード型の商店街には、食べ歩きはもちろん日々の食卓に欠かせない惣菜店をはじめ、飲食や物販などバラエティに富んだお店が軒を連ねています。

ところで、皆さんの思う昔ながらの古き良き商店街ってどんなイメージですか?
いろいろあると思いますが、あらゆるモノやコトが綺麗に整えられ最短距離で手に入る時代だからこそ、多種多様なお店が混在する商店街の雰囲気や、人間味のあるサービスにどこか安心感を抱くのかもしれませんね。
そんな、令和の今だからこそ心がホッとするようなお店を見つけたのでちょっと寄ってみましょう。

店先に溢れんばかりの洋服や雑貨の数々にびっくり!
こちらの「ハマモード」は、キャッチフレーズに「安っ ファッション・暮らしの爆安衣料」とあるように破格の安さが魅力の洋品店です。
店内はまるで宝探しのように至る所に商品が並べられております。
お店の創業自体は60年ほど前で、この場所では20年ほど前から営業しているそうです。 
いろいろ手にするみーちゃんが特に注目したのが・・・
顧客・・・ではなく自己満足度ナンバーワンのプリントTシャツ!!
思わずクスッとなるおもしろTシャツがたくさん揃っているので、食べ歩きの途中にフラッと立ち寄るのも楽しいと思います。
お惣菜に洋品店――。商店街にはやっぱり生活感をまとった個性が欠かせませんね。訪れるお買い物客や台車で物を運ぶお店の方々を眺めながらそう感じるのでした。
「食べ歩きも満喫したし、ちょっと一息つきたいな・・・」
そんなときには商店街の真ん中あたりにある「Ponte yokohamabashi」で休憩するのが正解です。 
まず目を引くのがカラフルなメニューのPOP!


お店イチオシの「自家製無添加ソーセージ」とビールのセットをオーダー!

今回は大葉とごぼうのソーセージをチョイス。ソーセージとビールが合わないわけがありません!
「とにかく身がぎっしり詰まっていて、全体的にしっかりとした味わいで満足感があります。肉の旨味がダイレクトに伝わってきます!」
無添加にこだわって手作りされるこちらのソーセージは度々マスコミにも取り上げられ、ファンの方が聖地巡りで訪れるなど人気メニューになっているそうです。
みーちゃんが座るテラス席のほか、カウンター風の店内席も用意されております。テラス席は商店街を間近に眺めることができ、独特の開放感が楽しめます。
ランチセットもサクッといただけるのでおすすめ。

こちらはサバチキンカレーとドリンクのセット。

映え狙いのクリームソーダでカフェ休憩にもぴったり。商店街の中や周辺にカフェ利用できる飲食店があると疲れたときなど本当に便利ですよね。
それでは腹ごしらえもバッチリ済んだところで、お散歩を続けましょう。
今度は商店街を抜けて、交差点の先の方へぶらりと行ってみましょう。
少し歩くと、なんと演芸場を発見しました!

こちらは大衆演劇の世界を楽しめる「三吉演芸場」です。
昭和5年の誕生から長い歴史を受け継いできた横浜市内唯一の大衆演劇場で、歌丸師匠も定期的に独演会を行ってきた地元を象徴するスポットです。
この日は美しさ際立つ舞踊で人気の「劇団花吹雪」のオープニングを飾るミニショーの一部を観覧させていただきました。その様子を写真でご紹介しますので、ぜひご覧ください!

観客との距離が近い!



硬派な路線からチャーミングなものまで幅が広いです。


ここからがいよいよフィナーレです。



バシッと決まりました!
大衆演劇に触れる機会は普段なかなかないので貴重な経験をさせていただきました。横浜橋というエリアは実に奥が深いですね!
それでは最後に、横浜橋通商店街協同組合の理事長である横石秀明さんからのメッセージです。 
「コロナ禍を経て思うのは、以前は特に週末は関東一円から幅広い年代の方にお越しいただいていましたが、それが戻り切っていないということです。今後は、商店街の各お店の魅力や専門性をより積極的に発信することで、近隣の単身世帯などを含めた新たなお客様にもたくさんお越しいただけるよう頑張っていきます」
2027年に開催される園芸博に向けての取り組みもあるそうです。
「小学生の皆さんと一緒に商店街のフラッグを制作します。花をモチーフにしたイラストや、思い描く未来の世界をテーマに子どもたちに自由に描いてもらいます。フラッグは今年の冬から商店街内の約80か所に設置されます」

「今後は食べ歩きについても、各店の名物を打ち出したり、お店を横断した組み合わせをマリアージュとして紹介するなど強化したいと思っていますので、ぜひお気軽にお越しください!」
食べ歩きでご紹介した「福美」のオーナーでもある横石さん。もちろんキムチのこともたっぷりとお話しいただきました。ありがとうございました!
それでは最後にみーちゃんから締めのご挨拶です。

「横浜橋通商店街でお待ちしています!」
―川内美月 プロフィール―
名前:かわうち みずき
誕生日: 4月18日
出身地:神奈川県横浜市
血液型:B型
趣味:横浜ランドマークタワーの写真を撮ること
特技:似顔絵を描くこと、横浜観光案内、生け花
SNS:Instagram:mizukikawauchi_
X:miii_des
―取材協力先一覧―
・横浜橋通商店街協同組合 https://yokohama-bashi.com/
・福美 https://fukumi-kimchi.com/
・デリカキング https://yokohama-bashi.com/shop/デリカキング
・ミートキング https://yokohama-bashi.com/shop/ミートキング
・ハマモード https://yokohama-bashi.com/shop/ハマモード
・Ponte yokohamabashi https://www.instagram.com/ponte.yokohamabashi/
・三吉演芸場 http://miyoshiengeijo.web.fc2.com/
※掲載内容は取材時のものです。
写真と文 横浜DMC株式会社