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横浜ぶらり商店街(元町)

横浜ぶらり商店街(元町)

横浜の商店街にフォーカスをあてて定番から知る人ぞ知るローカルネタまで幅広く紹介する「横浜ぶらり商店街」。今回は、元横浜観光親善大使の川内美月さん(みーちゃん)がナビゲーターとなり横浜の商店街をぶらりと巡ってご紹介します!

アットヨコハマ特集記事
山手・元町
横浜エリア

旅のはじまり

それでは横浜散策のマストアイテム、横浜の楽しい情報が満載の「アットヨコハマWEB サイト」を片手にぶらりと散策を楽しみましょう。今回は、1970 年代にハマトラブームで一世を風靡した横浜の元町ショッピングストリートでお散歩したいと思います。ハマトラで有名なお店を中心にファッションめぐりも良いですね!

お散歩のスタートは、みなとみらい線の元町・中華街駅から。

まずは「アットヨコハマWEB サイト」をチェック!

横浜のおすすめスポットや最新のイベント情報など街歩きに欠かせない情報が盛りだくさんなのでとっても便利です!

そうそう、元町に来たらフェニックスへのご挨拶を忘れてはなりませんね!

こちらのフェニックスアーチは2025 年に40 周年を迎え、今やすっかり商店街の顔になりました。

アーチをくぐる前に、少し寄り道してほしいスポットがあります。それがこちらの「シドモア桜」です。

碑文をざっくりとご紹介すると、今から100 年以上前の1912 年、東京からワシントンへソメイヨシノの苗木が3000 本贈られ、世界的な桜の名所になったそうです。ここに大きく貢献したのが紀行作家のシドモアさん。現在も山手の外国人墓地に眠るシドモアさんと桜のエピソードを後世に伝えるため、そのソメイヨシノから作られた苗木をもとにこちらに桜が植えられたとのことです。

 

100年以上前に海を渡った桜の言わば子孫が令和の元町で花を咲かせるという時空を超えたお話なので、ぜひ多くの方に注目してほしいです!

せっかくなので春に撮っておいた画像で桜の様子もお届けします。

大人の女性に相応しい靴探し(ミハマ)

それではメインストリートの元町通りに入りましょう。

最初にお邪魔するのは1923 年創業の靴の専門店「ミハマ」です。ハマトラではヒールがぺったんこのカッターシューズが一大ブームとなりました。

まずはハマトラのコーナーへ。

定番のカッターシューズはもちろん、おそろいのオーナメントがつけられたバッグも気になる様子。実際、セットでコーディネートされる方も多いそうですよ。

洗練されたシンプルなデザイン。キラキラと輝くオーナメントは目立ちすぎず、さりげないアクセントになっています。こちらのカッターシューズは、デザイン面など昔から変わらない部分もあれば、時代の流れに合わせて履き心地を良くするなどの進化もあるそうです。

そして、中敷きにつけられたエンブレムも印象的。

元々靴の中で足がズレないように付けられたもので、ミハマを象徴するモチーフにもなっています。西陣織で作られたクラシカルなデザインが足元の品格をグッと高めてくれます。靴を脱ぐようなシーンでも生きてきますね!

店内を見渡すと、大人の女性に相応しいクールな靴がいっぱい!

いてもたってもいられなくなったみーちゃんも試着をすることに。

こちらはヒールが7.5 センチのパンプス。カッティングが浅めで脚が綺麗に見えるのが特徴です。

「姫になった気分! 履くと背筋がピンと伸びます。この靴に相応しい女性になりたい!」と、決意のコメントを残すみーちゃん。

ミハマの靴は全て日本製。お店ではヒールや中敷き、オーナメント等の修理も受け付けているので、良いものを長く大切に使いたい方にぴったりですよ。

奥深いレースの世界へようこそ(近沢レース店 横浜元町本店)

お次は少し歩いて「近沢レース店 横浜元町本店」にやってきました。こちらはハマトラではありませんが、1901年創業の元町を代表するお店の一つです。

お店へ入ると爽やかなブルーのコーナーに吸い寄せられました。

こちらは元町本店限定のタオルハンカチ。横浜の港をイメージした「マリーン」というコレクションです。

タオル地の周りに、マリンテイストのデザインが施されています。一つひとつ近くで見ると、レースの細かさにびっくり! 同じヨットでも色の付け方が違うなど細かな職人技に驚かされます。

近沢レース店には定番からシーズン限定など様々なデザインのレースがあり、特にイベント時には行列ができるほどの人気です。可愛らしいデザインに惚れ込みコレクションする方も多いそう。

ちなみにマリーンのタオルハンカチは近沢レースを意味する「CL」のロゴが刺繍された特別なアイテム。横浜元町本店限定なので要チェック!

その他、「ガス灯」「あかいくつ」シリーズもあるのでセットで揃えておくのもおすすめです。

もう一つ注目してもらいたいのがこちらのショッピングバッグ。

バッグには大きく元町のフェニックスがプリントされ、レース模様のポケッタブルバッグに入れてコンパクトに持ち運びできます。こんなショッピングバッグでお買い物したらお洒落ですよね~。

思わずみーちゃんも笑顔がこぼれます。

タオルハンカチのほとんどがタオルで有名な今治の生地を使い、縫製は岡山でおこなっているそう。デザイン性はもちろん、丈夫で長く使えてアイロンがけもほとんどいらないというコスパにも優れています。

メイドイン元町(FUKUZO(フクゾー洋品店)横浜元町本店)

続いてはお向かいの「FUKUZO(フクゾー洋品店)横浜元町本店」へ行きましょう。こちらも1946 年創業の老舗で、ハマトラブームのころポロシャツや巻きスカートが人気となりました。

まずは巻きスカートを見てみましょう!

ハマトラブームを知るファンが「懐かしい!」と当時の思い出を語ることも珍しくないそうです。さっそくみーちゃんも自分に合わせてみます。

こちらの巻きスカートはセミオーダーも可能です。実は2 階にアトリエがあり裁断、縫製、刺繍、ボタン付けまで手作業で行っているそう。メイドイン元町!

「丈の長さで脚の見え方が変わるので、オーダーできるのはうれしいです」と、女性ならではのこだわりを語るみーちゃん。

ルンルンな気分でお店を見渡すと、存在感抜群の赤いチェック柄が印象的なシャツを発見。

こちらはロールアップスリーブ(七分袖ブラウス)。アクティブな色使いながら、どこか上品さも纏う注目度間違いなしのブラウスです。

胸ポケットには「タツノオトシゴ」がキラリ。

こちらのタツノオトシゴのマークは1960 年代に誕生し、以来変わらないフクゾーのトレードマークとして多くの方に愛されています。お店の中には大きなタツノオトシゴもいて…

お店のどこかに潜んでいますのでぜひ探してみてくださいね。

 

その他のおすすめアイテムもご紹介します。

年間を通して人気のベスト、セーター、カーディガンはカラフルなラインナップ。

ぜひ色違いで揃えたいところです!

 

グッズコーナーもタオルやソックス、ベビーグッズなど充実しています。

ちょっとしたギフトの品をお探しの方にもぴったりですよ!

元町ショッピングストリートについてインタビュー

それではここで、「ほとんど横浜を出ることがない」という生粋のハマっ子、元町エスエス会の理事長宝田博士さんにお話を伺います。

まず元町のことを伺うと、「一言で表すと『その道のエキスパートが集う専門店街』です」と宝田さん。

 

そもそも元町ショッピングストリートは、横浜の開港後に周辺の居留地(外国人の居住エリア)に住む外国人相手に、洋服屋、家具屋、パン屋などバラエティに富んだ商いが始まったことを起源とし、最新の西洋文化を取り入れていち早く専門店街として発展した街です。

 

「店主のこだわりを伝えるオリジナルブランドを展開するお店が多く存在します。特に若い方には、ファッションではまず元町で全身揃えていただきたいと思っています。こだわりのお店、専門性のあるスタッフと接することで、その後のコーディネートの基盤となるような発見があると思いますよ」

もちろん宝田さんのお店「TAKARADA」でもオリジナルの自社ブランドを展開。こちらは横浜の開港後に見られた西洋人をデザインしたシリーズです。

また、最近では特に親子でも安心して楽しんでもらえる環境づくりを行っており、イベントの際に商店街にメリーゴーランドを設置したときは大きな話題を呼んだそうです。

景観の面では「花」に注目しているそう。

 

「もともとお花には力を入れていましたが、2025 年の6 月から商店街の1 丁目から5 丁目の各区画に世界の五大陸の花を植える取り組みを実施し、季節に合わせたお花の入れ替えも行いました。他にもウインターシーズンには冬に咲くアイスチューリップを植えるなど、様々なアプローチでお客様に楽しんでいただきたいと考えています」

宝田さん、貴重なお話ありがとうございました!

五大陸の花をチェック

それでは引き続き“ぶらり”とお散歩を続けましょう。

まずは宝田さんのお話にあった五大陸の花をチェック!

たとえばこちらは南アメリカ大陸を原産とする「ベコニア」の花。この他に4つあり、合わせて五大陸の花というわけですね。

商店街が世界中の花でいっぱいになったらお散歩するだけでも楽しそうですね!

さらに元町ショッピングストリートには至る所に休憩スペースが設けられているのがとっても親切!

座るだけでなく、ちょっと荷物を置いたりするのにも使えるからベンチがあると本当に便利ですよね。

プラントベースのレストラン(M's Table Table(エムズ ターブル)~POMPADOUR~)

――たくさん歩いてそろそろお腹が空いてきた様子のみーちゃん。

ちょうどパン屋さんのポンパドウルの隣にある「M's Table Table(エムズ ターブル)~POMPADOUR~」のシックなサインが見えたので入るようです。

可愛いマグカップのお出迎え!

エムズターブルは、植物由来の食材を扱うプラントベースのレストラン。動物性の肉や魚介、卵、乳製品、白い砂糖は一斉使わずに料理を提供しています。普段忙しくてつい自分の体のことが後回しになりがちな現代人にとっては何度でもお世話になりたいお店です!

すっかりお腹ペコペコなみーちゃんは、グランドメニューの中から「ソイミートスパゲティ」をチョイスしました。

じっくり炒めた香味野菜と椎茸の旨味をたっぷり合わせた、大人から子供まで大人気のスパゲッティ。セットのミニサラダは毎日内容が変わるそうです。

ボリューミーで満足げな様子のみーちゃん。美味な上にプラントベースなので、一石二鳥で得した気分にもなります。

 

他にも気になるメニューがいっぱい。こちらは「坦々ヌードル」と「ピリ辛大根キムチのペペロンチーノ」。

追加ドリンクで「ダマスクローズのつぼみ&ペパーミント&ブルーマロー」をオーダー。

 

お湯を注いだ時の綺麗なブルーに注目!

完成しました~。

喉の痛みや気管支に良いとされるブルーマローと、甘く癒しの香りがふわっと香るダマスクローズ。気持ちを落ち着かせてリフレッシュしたいときにぴったりのブレンドハーブティーです。

 

ごちそうさまでした~。

 

クラシカルな定番からお家のバッグまで(キタムラ元町本店)

腹ごしらえが済んだら、斜め向かいにある「キタムラ元町本店」へ向かいましょう。

ご紹介したミハマの靴、フクゾーの洋服、そしてハマトラファッションの最後のワンピースがキタムラのハンドバッグです!

 

お店に入ると数えきれないほどのバッグが待っていて胸が高鳴ります!

こちらのお店は、キタムラのハンドバッグや財布などの小物、お洋服、クロコダイル商品が全てそろう正にキタムラの本店!

 

1882年創業のキタムラでは、すべてにこだわった上質なものづくりをオリジナルで行っており、長く使ってもらえるよう永年保証として可能な限り修理も受け付けているそうです。

 

ひときわ輝く復刻シリーズのコーナーへ。

さっそくみーちゃんも手に取って感触を確かめます。

こちらの牛革のハンドバッグはハマトラ時代から変わらずに受け継がれる定番で、その他のアイテムは当時のデザインを復刻させています。

ハマトラを知る母と、可愛いと思う娘。そんな親子で愛用する素敵なケースも増えているそうです。

 

クラシカルな復刻シリーズのコーナーから一転、新たなキタムラのアイテムも見てみましょう。無駄を削ぎ落とし革のもつ素材の魅力をストレートに表現したオーラを感じるバッグが目に入りました。

クラフトマンシップに溢れるこちらのシリーズは、キタムラのトレードマーク「K 」の主張を控えめにするなど、スマートなデザインと鮮やかな発色で新たなファン層を開拓しているそうです。牛革の表情が素敵!

もちろんハマトラの頃を知る昔からのファンには「K 」の主張が刺さります。

やっぱりカッコいい!

 

さらに店内を見渡してみると、見るだけでワクワクするバッグを発見!

こちらのキュートなバッグは、キタムラの遊び心を表現したハウスバッグシリーズ。過去にも色々なデザインがリリースされていて、毎回楽しみに待つファンの方もいるそうです。その気持ち、分かります…。

 

お家のバッグを間近で見ると、細かなディテールにびっくり!

花壇から窓から何から何までオールレザーで驚きのクオリティ!

以前のキタムラ本店の所在地を示す「3-126 」の刻印もしっかり入っています。

 

フォーマルからカジュアルまで幅広いラインナップを揃えるキタムラ元町本店なら、TPO やコーディネートに合わせたバッグをお探しの方に最適だと思いますよ。

今日はハマトラブームのアイテムを中心に見てきましたが、やっぱり「良いものは時代を超えて愛される!」ことが分かった1 日でした。

豊富なコラボパッケージ(横濱馬油商店)

外へ出たら少し暗くなってきました。少し歩きたい気分なので、来た道を戻ってスタート地点のフェニックスに挨拶してお開きにしましょう。

 

と、ここでみーちゃんの寄り道癖が発動。「横濱馬油商店」が気になったのでちょっとだけ立ち寄るそうです。

カラフルなパッケージが目を引くヨコハマバームのコーナーをチェック。

馬の油から作られるバームは、全身に使える天然成分由来の保湿アイテム。コラボレーションなどパッケージデザインが豊富なのでお気に入りを見つけてみては?

 

そしてようやくフェニックスアーチに戻ってきました。

輝くイルミネーションで今にも飛び立ちそうなフェニックスにご挨拶。

 

それにしても元町は本当にいろんなお店があって1 日ではとても足りません。お花のことも含めて何度訪れても新たな発見がありそうです。そんな元町にはぜひ元町のアイテムを何か一つでも身に纏って来るとテンションが上がると思いますよ!

 

お洒落して元町めぐりをすればもっと楽しくなる!

横浜の元町でお待ちしています!

 

―川内美月 プロフィール―

名前:かわうち みずき

誕生日: 4 月18 日

出身地:神奈川県横浜市

血液型:B 型

趣味:横浜ランドマークタワーの写真を撮ること

特技:似顔絵を描くこと、横浜観光案内、生け花

SNS:InstagramInstagram:mizukikawauchi_

   X:miii_des

 

―取材協力先一覧―

・元町エスエス会(https://www.motomachi.or.jp/)

・ミハマ(https://mihama-shoes.co.jp/)

・近沢レース店(https://chikazawa-lace.co.jp/)

・フクゾー(https://fukuzo.com/)

・タカラダ(https://takarada.co.jp/)

・エムズ ターブル(https://www.pompadour.co.jp/mstable/)

・キタムラ(https://www.motomachi-kitamura.com/)

・横濱馬油商店(https://yokohama-bayu.jp/)

 

※お店の営業時間などは事前の予告なしに変更になっている場合があります。

事前にお調べになってからお出かけください。

 

写真と文 横浜DMC(YDMS株式会社)

 

 

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