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横浜観光の王道、ヨコハマ山手再発見

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横浜を初めて訪れた方も、もちろんハマっ子も!横浜の歴史に触れることにより、もっと横浜が好きになる「横浜観光親善大使と巡る歴史旅 ヨコハマ再発見」! 皆さんは、ヨコハマ山手というと「外国人墓地、洋館、教会、そして散策デートスポット・・・」など感想はそれぞれ。まさに横浜観光の王道!というわけで私たちと一緒に散歩気分でヨコハマ山手を散策しませんか。

 

 

旅のナビゲーターは第18代横浜観光親善大使の首藤櫻(しゅどうさくら)さんと第17代横浜観光親善大使の川内美月さん(かわうちみずき)さん。さあ、桜木町駅からスタートmy routeで検索して、4番乗口から「あかくつ」で・・・バス停もおしゃれ!

 

 

ぶらりチケット(1日乗車券)をmy routeで購入すれば便利ですよ!スマートホンを運転手さんに見せるだけでOK!

 

 

では行ってきまーす。

 

 

乗車して、横浜の観光地を巡って約30分で港見える丘公園に到着です。

 

 

定番の港の見える丘公園のパーゴラの下から・・・何度来ても素敵です。

 

 

伊藤有壱さん作のご存知「ガーデンベアー」もお迎えしてくれました。

 

 

港の見える丘公園の「イングリッシュローズの庭」は、横浜でも有数のバラの名所です。 イングリッシュローズをテーマに一年草と宿根草との混植のガーデンとなり、四季を通していろいろなバラや草花が咲き競います。また、沈床花壇「香りの庭」や横浜市イギリス館から山手111番館の後庭を結ぶ「バラとカスケードの庭」では、地形を活かしながら四季を通してバラや草花、花木の香りと彩りを楽しむことができます。

 

 

バラの見頃は、春と秋の2回。それぞれ5月中旬から6月中旬と10月中旬から11月中旬がバラの最盛期です。お問い合わせ:045-671-3648(横浜市都心部公園担当)

 

 

櫻さんと薔薇のツーショット。ほんのり香ります。

 

 

港の見える丘公園は約8,000㎡の広さのバラ園(ローズガーデン)。合計で約330種・2200株のバラを観賞することができます。

 

 

バラのトンネルを散策中。季節が違ってもガーデナーが季節の花を楽しませてくれます。今後は5月中旬に来ましょうね。もっとたくさんのバラに出会えること間違いなしです。

 

 

港の見える丘公園を渡ると、すぐに見えるが岩崎博物館(ゲーテ座記念)。 横浜開港期の西洋劇場ゲーテ座の面影を感じさせる服飾資料を中心とした博物館です。 1885(明治18)年に建てられた商業劇場ゲーテ座の跡地の一部です。シェークスピアの『ハムレット』など、 西洋人による生の西洋演劇に 触れることのできる当時唯一の劇場として、日本の近代演劇史に足跡を残しました。1923年の関東大震災によって 当時のゲーテ座は崩壊しましたが、1980年、横浜山手の丘に建設された現在の建物は、学校法人岩崎学園 横浜洋裁学院(現:横浜fカレッジ)の 創立50周年記念事業の一貫として、服飾関係の資料、収集品を中心に展示する博物館として再生しました。

 

 

横浜外国人墓地にやってきました。運営は、公益財団法人横浜外国人墓地。 19世紀半ばから20世紀半ばにかけての40ヶ国余、4400人余りの外国人が葬られています。1854年に、横浜港に寄港していたアメリカ海軍の水兵ロバート・ウィリアムズ(24歳)がマスト上から誤って転落死し、艦隊を指揮していたマシュー・ペリーはその埋葬地の用意を幕府に要求したため、海の見えるところに墓地を設置して欲しいというペリーの意向を受け横浜村の増徳院の境内の一部にウィリアムズの墓が設置されたことに由来します。その後も外国人死者がその付近に葬られ、1861年に外国人専用の墓地が定められました。

 

 

墓地内には日本の西洋文化への発展に関わる多くの著名な外国人の墓所もあり、文明開化の歴史的な観点からも貴重な場所とされています。

 

 

外国人墓地の前の山手資料館は、1909年に建造された、横浜市内に残る唯一の「和洋併設型住宅」木造西洋館です。館内には、チャールズ・ワーグマンのポンチ絵や、ジェラールの西洋瓦等、文明 開化当時をしのばせる展示品など、居留地だった頃から関東大震災までの横浜や山手に関する資料を展示しています。

 

 

この教会は、横浜山手聖公会。1947年に、英語会衆の横浜クライスト・チャーチと同じ聖堂を共有する形で生まれた日本語会衆の教会です。

 

 

電話ボックスもおしゃれ!

 

 

バックに写るのは、山手234番館。1927年頃に建築された外国人向けのアパートメントハウスで、横浜市に現存する数少ない遺構の一つです。第2次世界大戦後の米軍による接収を経て、1980年頃までアパートメントとして使用されました。

 

 

エリスマン邸にお邪魔しました。 日本の建築界に大きな影響を与え「近代建築の父」と呼ばれたアントニン・レーモンドの設計です。絹糸貿易商エリスマン氏の私邸として1926年に127番地に建築されました。

 

 

当時は木造2階建て、和館つきで建築面積は約81坪。屋根はスレート葺、階上は下見板張り、階下は竪羽目張りの白亜の洋館でした。煙突、バルコニー、屋根窓、上げ下げ窓、鎧戸といった異人館的要素をもちながら、軒の水平線の強調など、設計者レーモンドの師匠である世界的建築家F.L.ライトの影響も見られます。 モダンな建物ですね。

 

 

ここはべーリック・ホールです。今までの洋館とはちょっと違い、リゾート風な洋館です。

 

 

ベーリック・ホールは、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、J.H.モーガンの設計により1930年に建築されました。スパニッシュスタイルを基調とし、外観は玄関の3連アーチや、クワットレフォイルと呼ばれる小窓、瓦屋根をもつ煙突など多彩な装飾をつけています。また内部も白と黒のタイル張りの床、玄関や階段のアイアンワーク、また子息の部屋の壁はフレスコ画の技法を用いて復元されているなど見どころ満載です。

 

 

さてお腹すきませんか?「えの木てい」で素敵なランチ頂きましょう。

 

 

「えの木てい」の建物は、1927年に建築された山手に残る数少ない西洋館のひとつです。 暖炉、木製の上げ下げ窓、150年以上昔のアンティーク家具など古き良き横浜の雰囲気を今も漂わせています。 1階はカフェ、2階は6名様までご利用頂ける個室とスイーツショップがあります。

 

 

現在専門のパティシエが中心となり、現代のトレンドを取り入れたケーキもハマっ子に愛されています。中でも、ロザライチ、モンブラン、そして週末限定メニューであるミルフィーユ、フルーツタルトなどはオーダーが絶えない人気メニュー。「えの木てい」のおいしいスイーツは、そごう横浜店・横浜高島屋をはじめ有名デパートでも販売しています。

 

 

ではランチタイム!今日は平日限定復刻版ローズガーデンセットを頂きます。2014年まで港の見える丘公園にて営業しておりましたローズガーデンえの木ていで親しまれていた「ローズガーデンセット」の復刻版です。 サンドウィッチ、スコーン、スイーツとドリンクの贅沢なスイーツセットです。(スイーツは日によって変更される場合もあります。)ドリンクは、ストレートティー(ダージリン)、ミルクティー(アッサム)、レモンティー(ニルギリ)、アイスティー、コーヒーも選ぶことができます。

 

 

では、いただきます。とっても華やか、なんだか貴婦人のハイティーのようで、サンドイッチもケーキも色合いが華やかでおいしくいただきました。紅茶も美味しいです。美月さんは、「かつては外国人居留地だった山手。レトロな英国風の建築物たちがつくるエキゾチックな街並みは、色鮮やかな絵本の世界のよう。そんな美しい景観を眺めながら頂くランチタイムは、心温まる至福の時間でした。」とコメントしてくれました。

 

 

北原照久さんのおもちゃの博物館(TOYS CLUB)にやってきました。かわいい洋館です。年中無休。

 

 

中は北原さんの素敵なおもちゃのコレクションでいっぱいでした。なんだかむかしのパパ・ママが登場しそうな懐かしいおもちゃで溢れていました。

 

 

博物館に併設されている,Christmas TOYS(クリスマス トイズ)入口はフォトスポットになっていてなんだかアメリカ映画の主人公のようです。

 

 

Christmas TOYSの入り口です。ここは1年中クリスマスです。

 

 

中はもう、Xmas一色です。オーナメントをはじめ、たくさんのクリスマスグッズが,所狭しと並ぶワクワク空間です。

 

 

博物館のお庭でアイドル犬、ロービーと3ショット。ロービーか・わ・い・いです。 「お店に入ると、今まで見た事が無いようなカラフルな外国のおもちゃが沢山並んでいてワクワクしました! ブリキのおもちゃ博物館の隣にあるクリスマストイズは1年中クリスマスを楽しめるお店ということで、10月からクリスマスソングを聴き始めるくらいクリスマスシーズンが大好きな私にとっては最高の空間でした!可愛いオーナメントやキラキラ輝くスノードームなどクリスマスにまつわる商品に囲まれ、お店の中にいるだけで何だかハッピーな気持ちになれます。」と櫻さんからコメントいただきました。

 

 

ちょっと山手を散歩、山手町のバス亭にて。ここを走る定期バス(山手ライナー)は保土ヶ谷駅から山手を経由して桜木町までのロングコース。デートに利用すると、2人440円の小旅行ができるんです。

 

 

山手イタリア山庭園は本通りを歩いて山手を見える丘公園からゆっくり歩いて約20分です。

 

 

はい、山手イタリア山庭園に到着。お疲れ様。 明治13年から明治19年まで、イタリア領事館がおかれたことから「イタリア山」と呼ばれています。イタリアで多く見られる庭園様式を模し、水や花壇を幾何学的に配したデザインの公園で、整形花壇では四季折々の花、植栽を見ることができます。

 

 

外交官の家の前で ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などを務めた明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として、1910年に東京渋谷の南平台に建てられました。建物は木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、華やかな装飾が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残しています。1階は食堂や大小の客間など重厚な部屋が、2階には寝室や書斎など生活感あふれる部屋が並んでいます。これらの部屋の家具や装飾にはアール・ヌーボー風の意匠とともに、19世紀イギリスで展開された美術工芸の改革運動アーツ・アンド・クラフツのアメリカにおける影響も見られます。 横浜市は、1997年に内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復原し、一般公開しました。

 

 

イタリアの庭園様式を模した、幾何学式の花壇が特徴です。四季折々の花が植栽された花壇と、噴水や水の流れが織りなす庭園を散策することができます。外交官の家からの眺めもおすすめです。

 

 

最後のスナップはイタリア山庭園のビュースポットから横浜の中心部が一堂できる場所でハイパチリ。 本日はここでゴール。12月の寒くなる季節ですが、みなさんヨコハマ山手を散策してくださいね。

<取材協力先一覧>
※お店の営業時間などは変更になっている場合があります。事前にお調べになってからお出かけください。


協力:公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー
レポート:小嶋 寛
写真:清水和成

 

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