臨済宗円覚寺派の禅寺で、鎌倉五山の第四位。弘安4年(1281)、北条時頼の三男宗政の菩提を弔うために妻とその子師時が建立したという。鎌倉時代には七堂伽藍を備え、塔頭も11院ほどあった。現在は関東大震災後に再建された総門や仏殿などが立つ。石段を登って鐘楼を兼ねた山門を入ると、右手に本尊の木造三世仏坐像を安置する仏殿の曇華殿がある。境内には竹林ややぐらなどを巡る散策路が設けられ、禅寺にふさわしい閑寂なたたずまいをみせている。梅や桜、萩など花の寺としても人気。参道入口には鎌倉十井のひとつ、甘露ノ井がある。
濃厚抹茶ジェラートで知られる「鎌倉茶々」による抹茶プリン専門店。静岡産の極上本抹茶をぜいたくに使用した名物の「抹茶っ茶プリン」は、抹茶濃度がレベル1からレベルMAXの5段階から選べる。レベル1から3はミルク感のあるなめらかプリン。レベル4・レベルMAXは抹茶感の強い固めプリン。1g 100円相当の極上本抹茶を惜しげもなく使ったレベルMAXは、一度食べたらリピート必至のくせになる味わい。
鎌倉の奥でひっそりと流れる水。源頼朝の重臣・梶原景時ゆかりの地。1183年、頼朝の命で景時が豪族・上総広常を暗殺し、泉の水で刀の血を洗い落とした。
オーガニックな朝食が朝8時から楽しめる長谷寺近くの路地裏カフェ。イチオシは旬な鎌倉野菜のローストを天然酵母のパンで挟んだベジバケット。昼は鎌倉野菜をふんだんに使ったマクロビプレートやベジカレー、キヌア等のスーパーフードを使ったベジバーガーの3種類のビーガンメニューを用意している。
神奈川県鎌倉市にある「スターバックス リージョナル ランドマーク ストア」。「フクちゃん」で有名な漫画家、横山隆一氏の邸宅跡地にある。邸宅は横山氏が愛した桜の木や藤棚、プールなどがそのまま残っており、鎌倉ならではの自然を感じながらコーヒーが楽しめる。
日本で初めてのしかけ絵本専門店。小さな飛び出し絵本からダイナミックなもの、カードやパラバラブックス、復刻版や洋書など約700種類以上のしかけ絵本が並ぶ。ポップアップカードの手作り体験ができるコーナー、2Fにはしかけ絵本ジオラマ展示室などがあり、しかけ絵本の魅力満載のショップ&ミュージアム。月1回のしかけ絵本作り方教室や当店推奨のしかけ絵本を毎月送る、ブッククラブなども好評。鎌倉みやげにぴったりの当店オリジナルの『鎌倉 段葛』3080円は、鶴岡八幡宮まで続く鎌倉の代表的なスポット「段葛」ののぞきからくり絵本。
明治4年(1871)、「灯台の父」とよばれるイギリス人技師リチャード・ブラントンの設計で建てられた。三浦半島の東端の岸壁に位置し、バス停から灯台までは三浦の畑に囲まれほのぼのとした畑の風景が続く。灯台のたもとに広がる浜に降りると、海沿いの浸食岸壁と崖を間近に眺め、そびえる灯台が壮観なロケーションとなる。
オーガニックの全粒粉やフルーツを使ったマフィン専門店。アールグレイティーなど、季節限定品も含めると約8種類が並ぶ。トーフチョコバナナなど、卵と乳製品を使わず豆腐を使ったよりヘルシーなマフィンも用意。発芽小麦を使ったべーグルサンドやクッキー、ケーキなども見逃せない。オーガニックの食材や製菓材料も販売。
地元の漁師(自遊人丸)である店主が、店先にあるお手製の窯で自慢のピッツァを焼き上げる。イタリアのナポリなど、国内外を食べ歩いて編み出したオリジナルのピッツァは、もっちりした食感が特徴。何枚でも食べられるおいしさだ。手作りのデッキや石窯にも注目を。事前に予約したい。
自家製天然酵母と国産小麦、国産天塩、国産全粒粉にこだわった地元で評判の店。天然酵母ならではの、少しの酸味と噛みごたえのある生地は生ハムやオリーブオイルなどにはもちろん、きんぴらなどの和のおかずとの相性も良い。
ワインを楽しむための家庭的なフランス料理がコンセプト。地元客にも評判の高いランチ2860円〜はプリフィックタイプの3種類のコースを用意している。日替りのオードブルやメインが毎日4〜5種類登場し、気軽にビストロの味を楽しめる。夜はアラカルト・コースのメニュー構成で、前菜からメインまで鎌倉野菜や地魚などを取り入れた料理が多く揃っている。
由比ガ浜を一望できる店内は、アメリカンスタイル。ドリンクが豊富で、料理もボリュームたっぷり。人気のハンバーガーは、柔らかなパンに、肉の旨みが凝縮したハンバーグが絶妙な味わい。ダーツも置いてあり、仲間で騒ぐにも最適だ。
菓子研究家いがらしろみ氏のジャム専門店。「お菓子みたいなジャム」がコンセプトの店内には、さまざまなフルーツを使用したバラエティ豊かなジャムが季節ごとに約30種類並ぶ。店内のアトリエでは焼菓子の販売も。
三角形に折りたたんだ生地の上にトッピングするオープンタイプのクレープが特徴。トッピングのチョコレートソースやアイスクリームはすべてパティシエによる手作りで、繊細な甘さに仕上げられている。クレープのお供には香り豊かなエスプレッソ420円やカプチーノ530円がおすすめだ。
広大な洋風建築は昭和4年(1929)に華頂博信侯爵邸として建てられたもの。庭園は一般公開されている。平成18年(2006)国登録有形文化財に登録。
鎌倉七切通しのひとつで坂ノ下と極楽寺を結ぶ。極楽寺の開山忍性菩薩が切り開いたという。新田義貞の鎌倉攻めでは、この切通しを巡って激しい攻防戦が繰り広げられた。
香りに関する専門店。紫陽花、金木犀、あやめなどをイメージした香水系の香りや、白檀[びゃくだん]、伽羅[きゃら]、沈香[じんこう]などの貴重な香水系の香りのお香など、オリジナルのお香、お線香を揃える。
江戸時代に尾張徳川家に茶菓子として献上されていた生ようかんを伝承したあがり羊羹[ようかん]1本1404円で知られる。水ようかんや蒸しようかんでもない独特のなめらかな食感は、冷やして食べると一段とおいしい。北海道十勝産の上質の小豆を使い、さっぱりとした甘さに仕上げている。売り切れることが多いので予約しておくとよい。菊最中216円も人気。
弘仁10年(819)に弘法大師空海が開いた寺。本尊の弘法大師像(重要文化財)は鎖大師[くさりだいし]とよばれ、両足の関節が動くようになっている裸形着装像。公開は1月21日・4月の第3土曜と8月16日、12月21・31日。静かな境内には薮内佐斗司の五輪塔童子が立つ。
明月院の参道にある和風喫茶。中華まんじゅう風の柔らかい皮の中に、栗餡が入ったうさぎまんじゅうが有名。セイロで蒸したホカホカのできたてが食べられる。あずき餡入りよもぎだんごと抹茶付きセット800円。コーヒー(または紅茶)とのセット750円や、冷たい抹茶とのセット900円もある。
長谷寺境内に設置されており、本堂(観音堂)と直結。1階には映像展示室が用意され、長谷寺の紹介映像が流されている。第1展示室には文永元年(1264)に物部季重[もののべのすえしげ]が作った梵鐘(重要文化財)、鎌倉時代の板碑[いたび]が展示されており、2階には嘉暦元年(1326)の銘が入った銅造十一面観音懸仏[かけぼとけ](重要文化財)などの貴重な仏教美術品を展示。所要20分。
長谷駅の目の前、江ノ電の発着を眺めながら新鮮度抜群の絶品しらす丼や鎌倉野菜を楽しめるおいしい食堂。ぷりぷりの食感のしらすとその甘み、地元ならではの味わい。また、15時からは浜焼きの注文が可能となり、はまぐりやホンビノス貝なども味わえる。鎌倉ビールと共に楽しむことができる。開放的な店内で、ゆったりと過ごすことができる。
建長5年(1253)、安房(千葉県)から鎌倉に来た日蓮聖人が初めて御小庵を結んだところで、延文2年(1357)、護良[もりなが]親王の子・日叡[にちえい]上人が草庵跡に寺を創建した。境内には本堂、法華堂、御小庵跡、護良親王墓、日叡上人墓などがある。美しい苔の石段(通行不可)があり、鎌倉の苔寺として有名だ。
日蓮宗の霊場のひとつで、静かな住宅地の山間にひっそりと小さな堂が立つ。文永8年(1271)の干ばつの際、日蓮上人が極楽寺の忍性[にんしょう]と雨乞い祈願を競って勝ち、雨を降らせたと伝わる。境内には雨乞い池とよばれる田辺ケ池があり、本堂脇に日蓮雨乞いの銅像が立つ。