さらに、7月3日(金)から世界をニュースが駆け巡った“パンデミック”作品の解説パネルを設置します。 (2020年6月29日更新) ============================バンクシーのコレクション展「バンクシー展 天才か反逆者か(BANKSY GENIUS OR VANDAL?」をレポートでご紹介!日本初上陸! 2020年3月15日(日)に開幕した「バンクシー展 天才か反逆者か」は、匿名で謎多き世界的に注目を集めるストリートアーティストであるバンクシーのオリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど70点以上のコレクションがテーマごとに展示されています。オークション中にシュレッダーにかけられた『GIRL WITH BALLOON(風船と少女)』が日本でもよく知られるバンクシーの作品。これまで、モスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港と2018年から世界5都市を巡回し、今回、日本初上陸の地が横浜!今展示会のキュレーター兼プロデューサーであるIQ ART MANAGEMENT CORP 代表のアレクサンダー・ナチケビア氏は、バンクシーの作品に魅了されたうちの一人。同社のチームが複数の個人コレクターの協力を得て実現したバンクシー展。
バンクシーが自身の作品がオークションにかけられる様子を描いた作品『Morons』。よく見ると「こんな糞みたいな作品を買おうとしているお前らみたいな愚か者がいるなんて信じられない」と皮肉が書いてあります。③「消費/CONSUMPTION」『UNDERGROUNGO TERROR TACTICS』のdrawing+letterは、イギリスの音楽アーティスト“ONE CUT”のアルバムカバーにと送られた作品で、送ったさいに同封されたバンクシー直筆の手紙も展示されています。
『VERY LITTLE HELPS』は、難民救済チャリティーオークション開催時に主催者の要望に応じ描いた作品。イギリスが欧州連合(EU)離脱することをテーマに描いた壁画『Brexit』はバンクシーの代表作となっていますが、本物は上からペンキを塗られたため、現存しないそうです。 (展示されているのは記録写真)④「政治/POLITICS」ストリートアーティストであるがゆえにバンクシーにとって、警察とは追いかけ、追いかけられの立場。『PUDE COPPER』で描かれているのは、バンクシーの友人。友人だけど、警察官なので、中指を立てているという作品。
『Love is in the Air』は『GIRL WITH BALLOON』と同じくらい、バンクシーを代表する作品のひとつ。2003年にパレスチナで描かれた作品です。⑤「警察/POLICE」地球のような球体と猿が描かれた『MONKEY SURFER ON BOMB』は、猿が球体に向かっているのか、通り過ぎているだけなのか、見る人によって意見が分かれるようです。⑥「戦争/WAR」バンクシーがパレスチナで経営する「世界で最も景色の悪いホテル」の看板と写真、ベッドを展示。ホテルの中にはバンクシーのアートで埋め尽くされており、バンクシーファンが数多く訪れるそうです。⑦「ホテル/HOTEL」バンクシーが作品の中で作り出したテーマパーク「DISMALAND」や世界のアートに対する皮肉や挑戦を訴える作品が展示されています。⑧「アクション&エキシビジョン/ACTION AND EXHIBISIONS」バンクシーの作品にしばしば登場するネズミ。バンクシーは人間がドブネズミのようにあざとく生きている、ということを皮肉って描いているんだとか。⑨「ネズミ/RATS」『GIRL WITH BALLOON』はステンシルアート(型紙を作りスプレーを吹き付け絵柄を作成する作品)の中でもバンクシーを代表する作品。