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横浜山手西洋館のエリスマン邸では、「Café Ehrismann(カフェ エリスマン)」を、2022年7月22日(金)に新規オープン!
焙煎された味わい深いコーヒーや紅茶などのドリンクに加え、ケーキやアイスクリームなどのデザート、パスタ、カスクートドックといったフードメニューを提供します。
大正時代に建造され、外国人居留地横浜の面影をそのまま残す歴史的価値の高い西洋式の建物の中で、気品あふれる洋食器とともに楽しむことができるカフェに行ってきましたので、その様子をご紹介します!
外国人居留地の面影が残り、異国情緒あふれる街並みの横浜山手。エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の私邸として大正14(1925)年から15(1926)年にかけて、建築された洋館です。
設計は、「近代建築の父」といわれるチェコ人の建築家アントニン・レーモンドで、椅子やテーブルなどの家具も、レーモンドが設計したものです。
昭和57(1982)年にマンション建築のため解体されましたが、平成2(1990)年、元町公園内の現在地(旧山手居留地81番地)に再現されました。
1階には暖炉のある応接室、居間兼食堂、庭を眺めるサンルームなどがあり、簡潔なデザインを再現しています。
エリスマン邸の1階、昔の厨房部分に2022年7月22日(金)に新規オープンしたのが、「Café Ehrismann(カフェ エリスマン)」。
中へ進むと、大きな窓が目を惹きます。
季節によっては、アジサイやツツジが楽しめるほか、今後桜を植える予定があるそうで、人気のお花見スポットになりそうです!
レトロな時計や暖かみのあるライトなど、大正時代に建造された洋館の雰囲気を存分に楽しめます。
カフェのこだわりの一つは、焙煎された味わい深いコーヒー。店内で焙煎するのでコーヒーのいい香りで店内が包まれます。こだわりのコーヒーは、こだわりのコーヒーカップで。有田焼メーカーの老舗「香蘭社」のカップアンドソーサーで味わえます。
筆者のおすすめは、アイスローズティー!
独自にアイスに最適な淹れ方を研究したというローズティーは、しっかりとバラの香りを感じられ、優雅な気持ちにさせてくれます。
さらに、山手エリアを徒歩で回る方が多く、その途中でランチを食べたいというニーズに応え、フードメニューも充実!
人気メニューは、「ボロネーゼ 牛の赤ワイン煮添え」。
大きめの牛肉がゴロゴロと入っていて、満腹感が得られます!
ほかにも、フランス語で‘軽食’という意味の「カスクート」の名前が付いたホットドッグ「カスクートドック」や、ケーキ、アイスクリームなどもあり、ランチでも、散歩途中の休憩でも利用できそうです!
さらに、フードメニューに使われる食器も、香蘭社のものや館内の装飾をしている方が一枚ずつ手書きで制作したものなど、館内の雰囲気と合っていて、とっても素敵!
大正時代に建造された、外国人居留地横浜の面影をそのまま残す歴史的価値の高い西洋式の建物の中で、気品あふれる洋食器とともにコーヒーや紅茶、フードメニューを楽しむことができるCafé Ehrismann(カフェ エリスマン)。
西洋館での優雅なひと時はいかがでしょうか。
【席数】
店内18席
※予約不可
【営業時間】
10:00~16:00(ラストオーダー15:30)
※開館時間延長の場合は変更あり
【休業日】
第2水曜日(休日の場合は翌日)・年末年始(12月29日~1月3日)
<お問合せ>Café Ehrismann TEL:080‐7067‐7056(カフェ直通)