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鉄町で農業を営む16代目の金子栄治さん(49)が5月17日、「あおばみらいファーム直売所」(鉄町225)をオープンした。
前身は、1975年ごろに祖父・武次郎さんがたまプラーザに開いた直売所。当時は対面販売で、小学生だった栄治さんも店番を手伝った。奥の控え室で、ストーブに当たりながら食べた差し入れのせんべいは今も温かい思い出。寒い日に母・八重子さん(73)が「いらっしゃいませ」と顔を出すと、無人だと思っていた客が驚く一幕もあった。その後、父・惠一さん(78)の発案で自販機での販売へ移行。特にトマトが人気で、朝は補充する先から売れるほど地域に愛されたが、昨年4月に惜しまれつつ閉店した。
一度は断念しかけたものの、ファンからの感謝の手紙に背中を押され、惠一さんが自らシャッター以外の建屋を2カ月かけて建築。念願の再開を果たした。
現在はミニトマトやタマネギなどが並び、今後は人気の大玉トマトなど夏野菜が並ぶ予定。価格は200円〜300円ほど。火・木・日曜の午前10時〜午後5時に営業し、対面販売も行う(詳細はLINEで配信)。栄治さんは「熟してから収穫する地産地消の美味しさを届けたい」と語る。
直売所では日体大SMG横浜の留木未々選手が働くほか、栄治さんは代表を務める合同会社等を通じ、福祉作業所や支援学校の体験受け入れなど農福連携にも注力。「農業と人とをつなぐハブのような存在に」と、新たな地で夢を紡いでいる。