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西消防署(石黒靖雄署長)は12月23日、救急車の適正利用の広報に協力する神奈川都市交通(株)=西区桜木町=にステッカーを贈呈した。
最近は通院のための要請など、救急車をタクシー代わりに使用していると思われる救急要請もあるという。同社が所有するタクシーの車両にステッカーを貼付し、救急車を正しく利用することを呼びかける。
西消防署は横浜駅など県内有数の繁華街を管内に持つ。特に年末にかけて飲酒の機会が増え、急病や事故による救急搬送が増加することが予想されている。飲酒後に利用する人が多いタクシーでの広報が有効だと考えた西消防署が同社に依頼した。
病院が休みになる年末年始は救急要請が集中する傾向にある。石黒署長は「救急車を呼ぶかどうか迷った時には#7119(かながわ救急相談センター)へ電話相談を」と呼びかける。救急車を呼ぶべきかの判断や、救急受診できる病院・診療所を知ることができる。
ステッカーは中区や西区を中心に、同社が保有し、市内を走る約400台のタクシーの後部座席の窓ガラスに順次貼付される。来年3月末ごろまでを予定している。