サッカーYSCC横浜、長嶺寛明監督を成績不振で解任 シーズン半分を終え13位

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長嶺寛明監督

中区本牧を拠点に活動し、今季からサッカーアマチュアリーグのJFLを戦う「YSCC横浜」は7月11日、長嶺寛明監督(45)との契約を10日付で解除したと発表した。

Jリーグやタイ1部などでコーチ経験のある長嶺氏は、今季からYSCCの監督に就任。昨季の入れ替え戦に敗れJリーグからJFLへ戦いの場を移したチームで「ゴールを奪い、ボールを奪い、観ている人の心を奪うサッカー」を掲げ、監督として初めてのシーズンに臨んでいた。

しかし全30節の半分となる15試合を終えた時点での成績は、3勝5分け7敗の勝ち点14で16チーム中13位。Jリーグ復帰要件の一つとなる2位以内が遠のく一方、地域リーグへ降格の可能性がある15位以下まで勝ち点差2と厳しい状況に陥り、クラブは監督解任を決断した。

10日の練習からは、志賀宥弥ヘッドコーチ(23)が暫定的に指揮を執っている。YSCCは12日に敵地でHondaFCとの対戦を控えているが、関係者によると、7月末までは志賀氏が指揮を執る見込み。8月の中断期間中に新体制を整えることになりそうだ。

YSCCの吉野次郎社長は監督解任を公表する前の10日、本紙の取材に「降格圏に近い、想定外の順位」と危機感をあらわにした上で「いろいろな意味で空気を変えていかなければいけない。最後まで望みを捨てずに昇格争いに加わりたい」と話していた。

長嶺監督はクラブを通じ、次の通りコメントしている。

「このたび、チームを離れることとなりました。

1月14日のチーム始動日から今日に至るまで、選手たちと共に、観ている方々の心を動かす『楽しいサッカー』を目指して日々取り組んでまいりました。しかしながら、その想いを結果として結びつけることができず、ご支援・ご声援をいただいた皆さまには心より申し訳なく思っております。

Y.S.C.C.には、サッカーに真摯に向き合い、日々の努力を怠らない素晴らしい選手たちが揃っています。私は志半ばでこの場を離れることになりましたが、どうか変わらぬご声援と温かなサポートを、選手たちへ引き続きお願い申し上げます。

Y.S.C.C.のさらなる飛躍と、皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。」

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