関東学院大 県議会と包括協定 社会連携教育に力

更新日:

タウンニュース
社会
協定書を見せる柳下議長(左)と小山学長

中区万代町などにキャンパスがある関東学院大学=金沢区=と神奈川県議会の包括協定締結式が4月24日、県庁新庁舎で行われ、同大学の小山嚴也学長と県議会の柳下剛議長が協定書に署名した。同大学が地域の課題に迅速かつ適切に対応するとともに、活力と魅力にあふれる地域づくりや神奈川県の将来を担う人材の育成に寄与することを目的としている。

同大学法学部では毎年県議会議長による学生への講義を実施しており、昨年11月には学生15人が県議会を訪問し、県議会議員との意見交換会を行うなどして連携を深めてきた。意見交換会は柳下議長の「若い世代に議会を身近に感じてもらいたい」という思いをきっかけに実現。「若者が政治や議会に関心を持つためにはどうすべきか」というテーマで議論した。

締結式のあいさつで小山学長は「議員による講義や意見交換会は学生が議員の方と接する貴重な機会。社会連携教育の一環として、あらゆる面で連携していきたい」と述べた。柳下議長は「今回の締結は大きな一歩。まずは学生に政治への関心を高めてもらうきっかけになれば」と話した。同大学は2016年に横須賀市議会とも連携協定を締結。年末ごろにはシンポジウム等の開催を予定している。

このニュースをタウンニュースで見る
SHARE