更新日:
12月13日に公開した映画「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の初日舞台あいさつが同日都内で行われ、主演の天海祐希さん(57)と共演の上白石萌音さん(26)、なにわ男子の大橋和也さん(27)、伊原六花さん(25)、中田秀夫監督の5人が登壇した。
同映画は、横浜市磯子区出身の廣嶋玲子さん(43)の人気児童小説を実写映画化したもの。幸運な人だけがたどり着ける不思議な駄菓子屋「銭天堂」を舞台に物語が展開する。天海さんは、この銭天堂の店主・紅子を演じている。
舞台あいさつの様子は全国100カ所の映画館で生中継が行われ、「映画『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』、開店です」の掛け声とともにテープカットを実施。トークセッションでは、自身の役以外で演じてみたいキャラクターや、映画のタイトルにかけて「最近のふしぎだった出来事」のエピソードが披露された。天海さんは「ワクワクドキドキ、早く皆さんや子どもたち、お父さん、お母さんにも観てもらいたいと思っていた。やっと観ていただける日になってうれしい」と話した。
また、ふくよかな顔の紅子を完全再現するため、毎日約3時間かけて特殊メイクを施したといい、「紅子さんをやってみたい。特殊メイクをやったことがないので」と大橋さんが言うと、「一度は体験した方がいい」とおすすめする場面も。しかし、「特殊メイクが崩れるのが気になってあまり食べられず痩せてしまった。特殊メイクで、痩せたことに誰も気がつかなかった」と告白。一方、子役と会った時にハッとなった様子を見て「紅子さんになれているんだと思い、とてもうれしかった」と笑顔で話していた。
児童小説『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』は2013年5月に刊行、子どもたちのあいだで瞬く間に人気を博し、24年4月からは新章もスタート、シリーズ22巻を刊行中。20年からはアニメ映画化やテレビアニメ化され、22年には第三回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」で第1位を獲得。その後舞台化、任天堂Switchでのゲームソフト化、西武園ゆうえんちとのコラボなど様々なメディアミックスが反響を呼んでいる。今ではアジア諸国を皮切りに翻訳出版され、世界累計発行部数1100万部を突破した。
原作者・廣嶋玲子さんは、磯子小学校、岡村中学校、横浜立野高校、横浜市立大学出身。廣嶋さんの映画公開前のインタビュー記事はこちら▼(https://www.townnews.co.jp/0110/2024/12/12/763499.html)