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梅の名所として長年親しまれている三溪園で「第50回観梅会」が2月11日(日)から3月3日(日)まで開催される。観梅会は1908(明治41)年に初開催。戦争での中断を経て75年に再開し、今年で50回目を迎える。
同園の梅林は、創設者・原三溪が梅の古木にこだわり、東京・蒲田、川崎・小向、磯子・杉田から2000本余を移植し完成させたもの。現在、500本ほどの梅を見ることができる。中には三溪の時代に移植された臥竜梅(がりょうばい)(遅咲き)や中国・上海市から送られた緑萼梅(りょくがくばい)(早咲き)など、希少な梅もある。
2月18日まで梅を中心とした盆栽が約40点ほど展示されるほか、25日には「第48回三溪園観梅俳句大会」が開催。参加費千円(入園料別途)で、園内散策後に投句、その日のうちに表彰も行われる。24日は本牧の子どもたちによるお囃子。期間中の土日(24日は除く)と祝日には日光さる軍団の太郎次郎一門のコンビによる芸も鑑賞できる。
芥川龍之介も立ち寄ったことで知られる「初音茶屋」では、期間中の土、日、祝日に温かい麦茶のふるまいも。
開園時間は午前9時から午後5時(最終入園4時30分)まで。料金は入園料(大人900円、小中学生200円、市内在住の65歳以上700円)のみ。詳細はHPを参照。(問)同園【電話】045・621・0635