元街小 創立150周年でシドモア桜 記念樹 校庭の一角に

更新日:

タウンニュース
文化
苗木の前で行われた植樹式の様子。左から二人目はシドモア桜の会 横浜の梅本代表理事

昨年創立150年を迎えた元街小学校(工藤雅彦校長)=中区山手町=で1月31日、シドモア桜の植樹式が行われた。

シドモア桜の会横浜の代表理事、梅本千晶さんをはじめ同会メンバーで今回の植樹を支援した増渕達也さんらが出席。3月卒業の6年生とともにくわ入れをした。苗木は1本。同校にある名木の1つ、コルクガシの並びに植えられた。

シドモア桜は、1912年に日本から米国ワシントンへ送られた苗木3千本にルーツを持つ。ポトマック湖畔の桜から接ぎ木によって育てられた。当時、その苗木の輸送に尽力したのが横浜を拠点に日本に3年間滞在した米国人女性の紀行作家、エリザ・R・シドモア。同校の学区には、シドモアが眠る山手外国人墓地があり、また創立150周年の節目から今回の植樹となった。同会新体制(2021年)後、市内公立小学校では初。

式には6年生4人と5年生1人が参加。盛られた土をシャベルで苗木の根元にかけ水やりをした。参加した髙田みくさん(11)は「学校と同じように150年以上、つながってほしい」と話した。10年後には花を咲かせるという桜。梅本さんは「同窓会もいいですね」と語っていた。

このニュースをタウンニュースで見る
SHARE