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第65回神奈川建築コンクール住宅部門と一般建築物部門の最優秀賞にこのほど、中区の「西竹之丸の家」と「関東学院大学横浜・関内キャンパス」が選出された。
同コンクールは、県と12市の共同主催。県内の建築文化・技術の向上と魅力あるまちづくりの推進を目的に行われている。今回は2021年6月から23年5月末までに県内で完成した建築物を対象に審査が行われ、住宅部門35件、一般建築物部門31件の応募から各9作品の建築主・設計者・施工者が表彰された。
住宅部門で最優秀賞を受賞した西竹之丸の家は細い坂や階段が複雑に通る丘陵地の崖地に建つラッパのような形状をした住宅で、内部では天井の高さが1・9mから4mまで緩やかに変化しているのが特徴。県特有の斜面住宅地建築の解決法の1つになり得る点などが評価された。
一般建築物部門最優秀作品の関東学院大学横浜・関内キャンパスは、大学機能に加え劇場や飲食店、市民ギャラリーなどを複合。低層階は市民が利用可能な施設となっているなど、教育、歴史、環境、景観、防災など、高度化する要求を敷地の中で1つにまとめた総合力が評価された。
そのほか、中区・西区内の入賞作品は以下の通り。▽住宅部門優秀賞・Pente(専用住宅)▽一般建築物部門優秀賞・神奈川県立図書館本館、ウェスティンホテル横浜/アパートメントベイ横浜