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横浜アリーナで1月8日、令和6年「二十歳の市民を祝うつどい」が開催された。
市内では3万5863人、中区からは1215人、西区からは853人が門出を迎えた。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めての開催。式典は3回に分けて行われた。雲一つない晴天に恵まれ、学友との再会を喜ぶ若者の笑顔があふれていた。
取材は午前10時30分からの第1回式典。横浜市ゆかりのゲストとして、横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手、タレントで元乃木坂46メンバーの秋元真夏さんからビデオメッセージが寄せられた。式典のテーマは「足音〜横浜から未来へ〜」。「コロナの影響で、理想とは違う青春時代を過ごしてきたが、先行き不透明な中、自分自身や仲間の足音を道しるべに歩んできた。これまでの努力の証、これからの人生の糧として、足音が輝くことを信じたい」という実行委員の思いが込められている。
山中竹春横浜市長は「コロナが明け、時代の大きなうねりが起きている。刻んできた足音を信じ、常識にとらわれず挑戦してほしい」と言葉を送った。福島直子横浜市会副議長は、「歩んできた20年を振り返り、支えてくれた方に感謝を」と話し、「皆様の人生が輝かしくなるよう尽力していく」と言葉をかけた。
参加した男性は、牧選手からのメッセージに「野球が好きだから嬉しい」と顔をほころばせ、「いろいろなことに挑戦して、素敵な日本になるよう貢献したい」と話していた。大学で映像の勉強をしている女性は、「個人的に受けている仕事もあり、今働いていることに力を入れたい」と二十歳の抱負を語った。