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ベイサイド新山下自治会は昨年12月23日、同自治会に住むウクライナ避難民人にクリスマスのプレゼントとして寄付物品を手渡した。
ベイサイド新山下自治会に住むウクライナ避難民は5世帯で14人(うち2人は帰国中)。同自治会会長の松澤秀夫さん(84)が「クリスマスに何かしてあげたい」と企業や団体などに声をかけ寄付物品を募った。
集まったのは米や紅茶、お菓子の詰め合わせなど食料品のほか、メイク用品や箱ティッシュなど生活で必要なものなど。当日、物品は自治会館の机に広げられ、世帯ごとに手渡された。
避難民の1人で3人の子どもを育てているロガチマリーナさん(44)は「ありがたい。会長たちは困ったときに助けてくれる家族のような存在」と話す。小学生の子どもたちはお菓子の袋詰めを手に抱え「こんな大きなプレゼント見たことがない」と笑顔を見せていた。
その後、避難民たちから松澤会長にサプライズプレゼントも。住民が日本語で書いたメッセージボードのほか、ウクライナの伝統的な花が描かれたTシャツと首都キーウがデザインされた置物を渡した。会を終え、松澤会長は「嬉しいですね。今ごろ家に帰ってゆっくりプレゼントを開けているかな」と話した。
寄付を行った企業、団体は以下の通り。▽(社福)神奈川県共同募金会/徳永リアルエステート(株)/(社福)横浜市中区社会福祉協議会/(株)くらしの友/ベイサイド新山下自治会