中区明るい選挙推進作文コン 低投票率憂う作品、金賞に 横浜吉田中の西村さん

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中学生部門の入賞者。前列中央が金賞の西村さん

中区明るい選挙推進作文コンクールの入賞作品表彰式が12月19日、中区役所で行われた。小学1〜3年生、4〜6年生、中学生の3部門からなり、それぞれ金賞1作品、銀賞2作品、銅賞3作品が選ばれた。

部門ごとにテーマが設けられ、選挙権年齢の18歳に一番近い中学生部門は「選挙について考える」が題材に。106人が応募し、その中から横浜吉田中学校3年・西村綾香さん(15)の『若者と外国籍の人々と選挙』が金賞を受賞した。

社会の歪み主権者意識芽生え

西村さんは作文の中で、中区は住民の1割超が外国籍で、コンビニやスーパーマーケットなどでは外国人らしきスタッフに出会わない日はない、私たちの生活は外国籍の人たちに支えられていると説明。その上で「税金を払っている若者の投票率が低く、日本に貢献をしている外国籍の人になんの参政権も与えられていない日本の現状は、歪んでいる」と指摘する。

西村さんは「社会を変えたい。一票で変わると思っている。せっかく選挙権をもっているのになぜ投票に行かないんだろう」と話していた。

今年度のコンクールには中区在住・在学の小中学生、計728人が参加。小学4〜6年生の部が最も多く414人だった。まちに対する愛着の醸成や、将来の有権者としての政治参加意識の向上を目的に中区明るい選挙推進協議会が毎年主催しており、43回目。

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