【Web限定記事】西区の小児がん啓発活動団体「みんなのレモネードの会」 病院や施設の子どもへクリスマスプレゼント ファミリーマート社員も活動に参加

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タウンニュース
社会
絵本の朗読会を行う様子
リラのいえに集まった「みんレモサンタ」とファミリーマート社員

小児がんを経験した子どもときょうだい児が2023年12月22日、神奈川県立こども医療センターの患者家族のための宿泊施設「リラのいえ」=南区=にクリスマスプレゼントを届けた。

この活動は、小児がんの啓発活動や交流会を行う(一社)みんなのレモネードの会によるもの。17年から「みんレモサンタ」として全国の病院や施設におもちゃや書籍などをプレゼントしている。23年は計25カ所で行われた。

当日はリラのいえの利用者や同会の子どもたち約30人が集まった。「みんレモサンタ」によるピアノ演奏と朗読会も行われ、絵本の朗読やダンスを披露した松永篤実さん(12)は、「緊張したけど、楽しかった。練習の成果を発揮できて良かった」と話していた。

「ファミレモ文庫」寄贈

同会の子どもたちと(株)ファミリーマート(細見研介社長)=東京都港区=の社員で発足した「ファミレモ部」が主体となり開発し、23年8月に発売したチルド飲料「みんなのレモネード」。今回はその売り上げの一部が活動に活用された。

同社社員が「みんレモサンタ」会議に参加し、子どもたちと売り上げの活用方法を相談。入院中の子どもたちが楽しめるよう、本やDVDなどを「ファミレモ文庫」として寄贈した。22日には同社の社員もリラのいえに足を運んだ。

細見社長は「『ファミリー(家族)の未来を担う子どもたち』に寄り添う企業として多様性がさらに容認される社会の実現に向けて支援を継続してまいります」と話している。

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