カードゲーム 戸部小6年1組 クラウドファンディング達成で区長報告 「知域王」 商品化へ

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区役所で取組を説明する児童

地域の魅力を発信するカードゲーム「戸部まち知域王」の商品化のため、戸部小学校6年1組の児童が実施したクラウドファンディング(以下、CF)が目標の200万円を達成、約270万円が集まった。12月7日には、同クラスの3人が西区役所を訪れ、菊地健次区長らにこれまでの取組を説明した。CFは10月17日に開始され11月20日に終了。複数のメディアに取り上げられた。

この取組は同クラスの総合学習の一環。遊びを通して地域の歴史や文化などに理解を深めるカードゲーム「知域王」を製作し、"戸部版"として商品化するための費用をCFで募った。児童が考案した約50枚の内容は入稿済み。製品は2月中旬に完成する予定だ。

知域王は、愛宕商事(株)=新潟市=が取り扱う商材の1つ。すでに「佐渡」「新潟市」「内野」(新潟市西区内野町)の3つが発売されている。

地元知る機会に

区職員から「一番大変だったことは」と質問され、児童は「CF」と即答。「寄せられる金額がゼロの日もあった」と振り返っていた。海老原端吾さん(12)は「カードづくりを通して、住んでいても知らないことをたくさん知ることができた」と感想を語った。また、向井こはるさん(11)と熊谷梓さん(12)は地元グルメを紹介するため飲食店を巡り、「食べてお店のことが好きになった」「戸部の町がもっと好きになった」と話していた。

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