伊勢山皇大神宮 横浜の総鎮守で「新嘗祭」 五穀豊穣に感謝

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▲本殿前で奉納された神楽「浦安の舞」
▶参列した崇敬者たち

横浜の総鎮守として知られる伊勢山皇大神宮=西区宮崎町=で11月23日、新穀の収穫に感謝する「新嘗祭」が行われた。同神宮の崇敬者ら約160人が参列した。

新嘗祭は、米などの新穀を神前に供え、その年の収穫に感謝する祭り。五穀豊穣を祈る2月の「祈年祭」と対になる重要な祭典として、全国各地の神社などで同日に行われている日本古来の伝統行事。

神事では、参列者を代表して崇敬会会長の神田信男さんが初穂を納めた。その後、阿久津裕司宮司が本殿前で祭神に祝詞を奏上(そうじょう)し、巫女による神楽「浦安の舞」が披露された。終盤には設けられた祭壇に参列者全員が玉串を奉納していた。

祭典後、阿久津宮司はあいさつのなかで、ウクライナやパレスチナ・ガザ地区に触れ「五穀豊穣に感謝し、安心して食事ができることはありがたい」と改めて平和の大切さを訴えていた。

同神宮は2020年に創建150周年を迎えた。今年8月には、本殿に向かって左側にある杵築宮(きづきのみや)の新社殿を建立。杵築宮には、野毛の氏神である「子之大神(ねのおおかみ)」も祭られている。

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