よくぞボックス展示製品③ ビール廃棄物で再生紙 市内学生とのコラボも

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経済
製品を見せる松坂さん

スタートアップ成長支援拠点YOXO(よくぞ)BOX(ボックス)の支援プログラムに参加した中区・西区内の企業紹介3回目。各社の製品は同所で展示中(2024年3月31日まで)。

西区みなとみらいのスタートアップ、株式会社kitafukuは、ビールを作る過程で廃棄されてしまうモルト粕(かす)を混ぜ込んだ再生紙「クラフトビールペーパー」を開発・展示している。

ビール好きとして「廃棄物まで余すことなく使いたい」という思いが開発のきっかけ。現在は製品をポストカードや名刺、コースターなどにして販売。市内の中学、高校生がデザインしたり、小学校で実施した手紙の書き方講座でSDGsの観点から同社の製品が使用されたことも。

生産量の増加を目指すにあたり、モルト粕の回収方法の効率化が課題。同社の松坂匠記代表取締役は「アップサイクルした製品は人々の手に渡ってこそ価値がある。全国に広げていきたい」と話している。

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