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(公財)横浜市緑の協会(以下、緑の協会)が指定管理を行う、山手西洋館のイベント「花と器のハーモニー2023」が、第39回都市公園等コンクールで「(一社)日本公園緑地協会会長賞(管理運営部門)」を受賞した。10月27日に都内で表彰式が行われた。
同コンクールは、都市公園などの設計、施工、材料・工法・施設、管理運営において特に優秀な作品が表彰されるもの。日本公園緑地協会が主催している。
緑の協会の受賞は、08年の馬場花木園=鶴見区=の管理運営以来。
これまでの取り組みと歴史的建造物を生かす協力者とのコラボしたイベントが評価され、賞に選ばれた。
対象のイベントは、23年6月に行われた「いけばな七流派の家元が彩る洋空間」。連携を深めてきた華道の家元や各食器メーカーからの協力を得て開催された。
日本の伝統文化である華道7流派の家元によるいけばなと世界各国の食器の競演がコンセプト。山手西洋館の7つの建物それぞれに合った装飾が施され、9日間で約10万人が来場した。
賞を受け、緑の協会管理部の大橋早苗さんは「これまで館に携わり、魅力的に活用してきてくれた方々のおかげ。今後も歴史ある建物を守っていきたい」と話した。