日本とウクライナの子ども スマホ分解でSDGsを KDDIが企画

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ドライバーを使いスマホを分解する子どもたち

「KDDIスマホ分解教室」が10月28日にパシフィコ横浜の横浜国際協力センターで行われた。

講師をKDDI(株)総務部の東島正幸さんが務め、日本とウクライナ避難民の9歳〜17歳の子ども7人が参加した。

子どもたちはスマホリサイクルの紹介動画を見て理解を深めたり、クイズに挑戦した。回収されたスマートフォンの部品は、約99%が再利用されているとの情報に、会場からは驚きの声が上がった。

また、スマホにはレアメタルが使われているが、リサイクルをすることで、その採取に動員される海外の子どもの過重労働を防ぐという説明を受けた。

その後、両方の言語で書かれたテキストをもとに、実際に使用されていたスマホをドライバーなどの工具を使って順番に分解した。

茅ヶ崎市から参加した高橋柚凪さん(10)は、「中身1つ1つが見れて面白い」と細かな部品を真剣に見つめていた。

同社は、横浜市と連携して昨年からウクライナ避難民との交流を行っている。これまで田植えや稲刈り、同社施設の見学などを社員とともに実施してきた。

東島さんは「1番の目的はSDGsへの取り組みを知ってもらうことです」と話していた。

同社は、スマホリサイクルが環境問題や人権問題、多様性の尊重などの観点からSGDsにつながることを学んでもらおうと教室を開催する。

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