【Web限定記事】横浜中華街で春節燈花(イルミネーション)が点灯 ランタンで街を幻想的に演出

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社会
中華街大通りの「百節龍」
迫力ある獅子舞の祝賀
山下町公園に設置された「龍」と「鳳凰」のランタンオブジェ
点灯式に集まった関係者ら

「2024春節燈花(イルミネーション)」点灯式が11月1日、横浜中華街の中華街大通りで行われた。横浜中華街と横浜地域の発展のために活動する横浜中華街発展会協同組合(高橋伸昌理事長)が主催した。

「春節」は旧暦の正月(今年度は2024年2月10日)を祝う中華の祭りで、横浜中華街では1986年から始まった最大の行事。街全体で祝いのムードを高めていきたいと2003年から「春節燈花」と名付け、イルミネーションを開始した。

点灯式には共催する横浜市の平原敏英副市長が駆け付け、「中華街から市全体のにぎわい、元気につながるよう、ともに取り組んでいきたい」とあいさつ。点灯のボタンが押されると、約550個のランタンが街を幻想的に照らした。横浜中華学校校友会国術団による獅子舞のパフォーマンスも行われ、その場に居合わせた観光客らはその迫力に足を止め、見入っていた。

2024年は中華街で「龍活」を

今回のテーマは「飛龍乗雲(ひりゅうじょううん)」だという。舞い上がる竜の勢いを持って横浜中華街を盛り上げていこうという思いが込められている。

横浜中華街2024春節の安田利幸実行委員長は、2024年が辰年であり、中華街のさまざまな場所に龍が隠れていることに触れ、「隠れ龍を探してSNSに載せる『龍活』を楽しみ方の1つとして提案したい」と話した。

中華街大通りと西門通りには、約100個のランタンで作られた強さと幸運を表す「百節龍」と「五十節龍」が黄金色に光輝く。また、山下町公園には皇帝と皇后の象徴である「龍」と「鳳凰」の巨大なランタンオブジェが設置された。

2020年から行っている、光で街と街をつなぐ取り組みも実施。中華街から山下公園や赤レンガ倉庫エリアへの、光の道がつくられる。

春節燈花は2024年2月24日まで、毎日午後4時から11時まで行われている。

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