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フットサル選手と会社の経営者という2つの顔を持つ北野聖夜さん(26)=西区在住。10月6日に、自宅からほど近い西区伊勢町3丁目にスコーン専門店「iro」をオープンさせた。
「妻がつくったスコーンが本当においしくて」と、そのレシピをもとに商品化。生地は卵や乳、バター、白砂糖不使用のビーガン仕様で、副材料には国産素材を使用する。プレーンスコーン(380円)をはじめ、ラムレーズン&ホワイトチョコレートなど6つをラインナップ。インスタグラムなど前職で培ったSNSの技術を駆使し「口コミ」を広げ、初日には行列も。「キッチンが欲しかった」と、メインはあくまでもインターネットによる通販で、店舗はプラスαという。
フットサル国内トップリーグのYSCC横浜に所属する現役選手。岐阜県出身で小学4年生からフットサルを始める。2019年に同チームへ。一方で、選手になった当初から起業を心に決めていた。ベンチャー企業で営業やウェブマーケティングなどを必死に学んだ。練習や試合と多忙ながら、週5日働く日々。2、3年目から「いいプロダクトがあれば自分でもできるぞって自信が持てたんです」と、今年5月に会社を立ち上げた。
フットサルもビジネスも全力。「スコーンはこれからもっと人気がでますよ」。その言葉から自信が満ち溢れる。