根岸森林公園 設置型の授乳室を検証 全国の公園で初

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タウンニュース
社会
同公園の加藤園長(右)と管理課長の伊藤高志さん

根岸森林公園は11月5日まで、設置型授乳室「屋外用mamaro」の実証実験を行う。公園では全国初の試み。

「mamaro」はTrim(株)=中区諏訪町=が開発した、1畳ほどのスペースに設置できる可動式の完全個室ベビーケアルーム。屋内用は全国の駅やショッピングモールなどに600台近く設置されている。公園など外での需要に応じて、屋外用を静岡県の企業と共同開発した。正式な製品化に向けて試験運用を進めている。

レストハウス1階の階段下に1台設置。内部にはエアコン、ベビーベッドにもなる授乳ソファが搭載され、人目を気にせずおむつ替えや授乳ができる。利用する際は、管理センターに電話で連絡する。

加藤満園長は「子育て世代を支援できる公園にしたい」と話す。子や孫をもつ自身の経験から、おむつやおしり拭きの自動販売機を置くなど、安心して利用できるような環境を目指している。

今回、屋外用が開発されたと知り、利用客が増える秋の行楽シーズンに合わせて設置を決めた。

7カ月の乳児を連れた30代女性は「授乳室があると知り、初めてこの公園に来た。他の場所にも増えたら嬉しい」と話した。

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