ファッション甲子園 横浜デザイン学院の3年 茂木さんが2連覇の快挙

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優勝作品「呼吸」。デザインを手がけた茂木さん(右)と最終審査でモデルを務めた秋濱さん

横浜デザイン学院=西区中央=の高等課程ファッション専攻3年、茂木楽真さんの作品「呼吸」が、8月に行われた「ファッション甲子園」で優勝を果たした。昨年に続く2連覇の快挙。

第22回全国高校ファッションデザイン選手権である同大会は、全国39都道府県の97校が参加し、1810点の応募があった。デザイン画による1次審査(5月)を通過した30校35チームが、8月27日に青森県の弘前市民会館で開かれた最終審査会に臨んだ。

制作した衣装をモデルが着て、会場に設置されたランウェイを歩く。茂木さんが手掛けた作品のモデルは、昨年に引き続き同専攻3年の秋濱優奈さんが務めた。

1次審査に4デザインを提出した茂木さん。通過した「呼吸」は、そのなかでも一番自信のない作品だったという。

全体のフォルムを彫刻のように、なめらかなラインで仕上げ、ドレスなどに使用される多角形の網目があるチュール生地とレース生地を使い立体的、多面的な表現をした点がポイント。デザインを考案する際、茂木さんは一部のパーツを鮮明に描き上げることで、そこからイメージを全体に広げていくという。

最終審査では満場一致で優勝が決定。「綺麗にできていて、完成度の高いデザイン」など高評価を得た。同大会で2連覇は初めてという。

同学院からは28作品を応募し、2作品が最終審査に出場した。

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