更新日:
地域の魅力を発信するカードゲーム「戸部まち知域王」の商品化に向け、戸部小学校6年1組の児童27人がクラウドファンディング(以下、CF)に挑戦。支援金は10月17日から専用のウェブサイトで受け付ける。目標額は300万円に設定。児童たちは、戸部地域を知らない人たちからの応援にも期待する。
同クラスは、総合学習の一環として、遊びを通して地域の歴史や文化などに理解を深めるカードゲーム「知域王」の製作に取り組んできた。知域王は、愛宕商事(株)=新潟市=が取り扱う商材の1つ。すでに「佐渡」「新潟市」「内野」(新潟市西区内野町)の3つが発売されている。
同クラスでは、年度初めに総合学習のテーマを議論する中で、カードゲーム製作に支持が集まったという。そこで、担任の土田大貴教諭(31)が情報を収集するなかで、この「知域王」を知り、児童に紹介し取り組むことになった。
児童は、愛宕商事の知域王製作者の助言を得ながら、飲食店や施設などを取材し、すでに約50枚の原案を作成。それらを商品化するには費用がかかるため、インターネットを通じて広く資金を募るCFを採用した。
同クラスの村田華実さん(11)は「取材でお店の人に色々と確認したり、調べたりするのが大変だった」と話した。向井こはるさん(11)は「戸部のことを知らない人にも応援してもらいたい」とCFに期待する。
同クラスは11月5日に戸部公園などで開かれる「西区民まつり」にも参加し、この取組をPRする予定だ。