オルガンの音色楽しんで 10月6日から市内各地で演奏

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西川オルガンを前にする三浦さん(右)と近藤さん

今年で5回目を迎えるイベント「パイプオルガンと横浜の街」の開催に先立ち、プロデューサートークが9月23日、横浜みなとみらいホールのレセプションルームで行われた。

同ホールの初代ホールオルガニスト、三浦はつみさんと2代目の近藤岳さんが、日本や横浜におけるオルガンの歴史などについて語り合った。

三浦さんによると、日ノ出町には、日本で初めてオルガンを製作した「西川オルガン」の工場があったという。現在駅前は「オルガン広場」と呼ばれ、モニュメントが設置されている。

会場にはその西川製のリードオルガンが用意され、近藤さんが『海』を演奏。小型ながら壮大で豊かな音色に参加者は聞き入っていた。

港町・横浜にちなんだカモメや帆、波などが彫刻されている同ホールのオルガン(愛称・ルーシー)についても解説。近藤さんはルーシーについて「繊細さと大胆さを兼ね備え、腕を広げて待っていてくれるような温かみがあるところが魅力」と話す。

その音色は10月25日(水)午後3時〜4時に同ホールで開かれるイベントで聞くことができる。奏者は豊田市コンサートホールと東京芸術劇場のオルガニストを務める徳岡めぐみさん。全席指定の1千円。申込は同ホールチケットセンター【電話】045・682・2000。

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