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西区シニアクラブ連合会(梅山胖(ゆたか)会長)は9月22日、創立60周年の記念式典を西公会堂で開催した。会員をはじめ関係者ら約250人が参加。梅山会長はコロナ対策など健康管理に配慮しながらも「100%、事業はやっていきましょう」と再開の方針を示した。
当日は、山中竹春横浜市長も出席し60周年の節目を祝った。
活動功労者を表彰するクラブ大会も同時開催され、長年にわたり各クラブの会長職などを務めるメンバーら計10人を表彰。また今年は、60周年特別功労者として様々な行事の企画・準備、また会計業務など、長年にわたりクラブの円滑な運営や発展に尽力してきた会員にも光を当て、20人を顕彰した。
受賞者代表としてあいさつした上原東部長寿会の岩崎幸雄さんは、「会員の増強は極めて困難」と厳しい現状を指摘し、共助の重要性を語りながらも、行政をはじめとした公助の充実も訴えていた。
いわゆる老人クラブ(西区の名称はシニアクラブ)の活動は、1963年8月に施行された老人福祉法にもとづいており、高齢者の健康維持や増進を図る事業と位置付けられている。
西区には今年4月1日現在、43クラブ約2700人の会員がいる。連合会は各クラブが集まって組織されている。カラオケ大会やグラウンドゴルフ大会、親睦バス旅行、作品を出展する「なんでも展」など、一年を通して色々な事業を行う。60周年の今年は、記念事業として6月に戸部公園に西区の木である「もくせい」を植樹している。