市内ラグビーチームと連携 西区中央のデザイン学院 廃棄ユニフォームを利活用 学生がグッズをプレゼン

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布を巻き付けて製作された「ドリームキャッチャー」。学生が選手に説明した

西区中央の横浜デザイン学院で、ラグビーチーム・横浜キヤノンイーグルスの使用済みユニフォームを再利用したグッズのプレゼンテーションが9月15日に行われた。同学院のファッション・総合デザイン・マンガの各科の学生がグループごとに製作したグッズを発表。同チームの選手とヨコハマSDGsデザインセンター(以下、YSDC)の職員が審査を行った。

アイデアで付加価値

この取り組みは、SDGsを推進するYSDCが、同チームとデザイン学院をマッチングさせたもの。従来、廃棄していたユニフォームを学生が「アップサイクル」し、付加価値のある製品として商品化に挑戦する。

製品は、布の端材を詰めたクッションスカートやドリームキャッチャー、エコバッグ、小さなラグビーボール、ポーチなど13を数えた。傘入れを製作したマンガ科の嘉藤田栞さんは「布を巻いたとてもシンプルなつくりです。これまでミシンを使うことがなかったので勉強になりました」と話していた。

審査の結果、2ウェイコートやエコバッグなどの3点が選ばれた。これらは11月の練習試合の場でサポーターにアピールされ、同月中旬にインターネットオークションで販売される。収益の一部は、市内の教育・福祉に関連するSDGsプロジェクトに活用される。

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