横浜で初 メッセンジャーの世界大会 自転車配達 競う 西区拠点に準備進む

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実行委員会のメンバー(9月1日マリンタワー)

メッセンジャーの世界大会&フェスティバル「CMWC」が9月20日から25日まで、中区西区内を中心とした市内各地を会場に開催される。大会運営に関わるのは西区にあるメッセンジャーの会社の社員らだ。

西区拠点に準備進む

大都市を中心に自転車で荷物を配達する「メッセンジャー」が集う年に1度の祭典「サイクルメッセンジャーワールドチャンピオンシップス(CMWC)」。横浜大会には世界約40カ国300人以上のメッセンジャーが参加予定。日本での開催は2009年の東京大会に続き2回目。

同大会は横浜唯一のメッセンジャー会社である(有)クリオシティ=西区戸部町=の社員らが中心となった実行委員会が運営。6年前から世界大会の招致活動を続け、21年の横浜開催が決定したが、コロナ禍で延期に。しかし昨年のNY大会で発起人の一人である宮本康平さん=関連記事=が世界チャンピオンに輝き「結果的に一番良い流れで横浜大会が開催できることになった」と喜ぶ。

メインの「デリバリーレース」は23日と24日に日産スタジアムで開催。レースでは指示書をもとに業務さながらの集荷と配達を繰り返し、その速さと技を競う。会場では子ども向けの自転車ゲームや教室、自転車関連の物販、飲食ブースのほか、みなとみらいや関内周辺で自転車を題材にしたアート展示などの関連イベントも行われる。

公式ビールも

中区内に醸造場がある横浜ビール、横浜ベイブルーイング、里武士馬車道の3社が大会公式オリジナルビールを発売。「クラフトビールとメッセンジャー。どちらも街に根差し、活力を与えるという精神に通ずるものがある」と主催者。実行委員長の中島翔太さん=今号人物風土記=は「まずメッセンジャーという職業を知ってもらい、自転車を通じ様々な文化や街の魅力も発信したい。地域の人に楽しんでもらえたら」。詳細はHP。

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