給配食活動「西・ともしび」 カフェとして再出発 西区第6地区の4カ所で

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タウンニュース
社会
4年ぶりの再会に会話が弾む参加者たち(おひさまプラザ)

西区第6地区で30年近く高齢者向け給・配食を行ってきた「西・ともしび」が、形態をカフェにして9月から再出発した。1日は、浅間町5丁目のコミュニティスペース「おひさまプラザ」に約30人が集った。4年ぶりの再会に参加者から笑顔があふれていた。

地域の民生委員や食生活等推進委員(ヘルスメイト)ら17人からなるボランティア団体「西・ともしび」。皆川深雪さんが1993年に「こころとからだにおいしい食事を」と立ち上げたのがはじまり。

神奈川区や保土ケ谷区に接する西区第6地区の自治会館など4カ所で、高齢者向けに給・配食活動を行ってきた。しかし、コロナの影響により活動休止を余儀なくされ3年。今年になり地域活動が徐々に再開しつつある状況から、メンバーで話し合い、「まずはお茶のみ会風のサロン」としての再開を決めた。

子育て世代も

名称を「西・ともしびカフェ」として、会場はコロナ前同様に「おひさまプラザ」「浅間台自治会館」「浅間町3丁目自治会館」「軽井沢コミュニティハウス」の4カ所。9月1日に記念すべき第1回目が開かれたおひさまプラザには、これまでも参加していた高齢者、またスタッフを合わせて約30人が参加。4年ぶりの再会に抱き合う姿も見られた。

立ち上げ当初からのメンバーで、会場に駆け付けた坂本君子さん(88)は「楽しみにしていました」と笑顔。坂本さんに付き添っていた吉野恵子さん(68)は「気の合う仲間と会って話すことは大切」と語った。

活動をけん引してきた皆川さんから代表を引き継いだ小柴雅子さん(72)は「みんな生き生きしている」と目を細めていた。今後は高齢者だけでなく、子育て世代などの参加も募っていく。

4カ所とも開催は金曜日で、おひさまプラザが毎月第1、浅間台自治会館が第2、浅間町3丁目自治会館と軽井沢コミュニティハウスが第3(時間は会場で異なる)。参加費は200円。

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