みなとみらいの交流カフェ ウクライナの日常 学ぶ 避難者の2人が先生に

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タウンニュース
社会
挨拶の言葉を教えるカテリーナさん(左)とアルテムさん

ウクライナの言葉や日常を学ぶイベント「おしえて!ウクライナ先生!」が8月18日、ウクライナ避難民交流カフェ「ドゥルーズィ」=西区みなとみらい=で行われた。横浜市の姉妹都市、オデーサ出身の20代2人が先生となり、30人以上の参加者と交流した。

「ドゥルーズィ」は、(公財)横浜市国際交流協会(YOKE)が運営するウクライナ人の交流拠点。通常は一般開放されていないが、夏休みの特別企画として同イベントが開催された。

文化の違いに触れる

先生役のアルテムさん(24)とカテリーナさん(22)がウクライナの位置や特色を紹介した。また、車の走行車線など日本との違いを解説。言葉を教える場面では、直接発音を指導した。

質疑応答では、小麦の栽培が盛んなウクライナでも寿司が人気という食に関しての話題や、日本人の印象などを聞き、参加者は文化や日常について理解を深めていた。

緑区在住で小学校教諭の荒川葉子さん(44)は「世界で起きていることをメディアを通してではなく直接聞き、子どもたちに伝えられたらと思い参加した」と話した。

母国への思いも

ウクライナに帰国した際に行きたい場所を聞かれると、アルテムさんは「家族に会いたい」、カテリーナさんは「彼氏のところ」と答えていた。

8月24日はウクライナ独立記念日にあたる。同法人は今後も避難民の支援に加え、イベントなどで日本や他国の人と交流する場をつくるという。

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