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本牧中学校吹奏楽部は8月10日、県民ホールで行われた神奈川県吹奏楽コンクール中学生の部B部門に11年ぶりの出場を果たした。県予選を勝ち上がった強豪と肩を並べ、中区・西区内で唯一の出場校として健闘し、銅賞を収めた。
県吹奏楽連盟が主催する同大会。B部門は30人以内で自由曲1曲を披露し、7人の審査員がつけた点数の合計で勝敗が決まる。今年は横浜、川崎、県央、県南、湘南、西湘、相模原の7支部から代表として選ばれた33校が演奏。その中から12校が9月に横須賀で行われる東関東吹奏楽コンクールに選出された。
本牧中は2、3年生を中心とした18人という少数チームで大会に出場した。演奏したのは『吹奏楽のための土俗的舞曲』(和田薫作曲)。低音楽器とパーカッションが刻むテンポ良い和風調のリズムで始まり、中盤にはゆったりとしたメロディ、最後は再び調子よいリズムに戻る。神楽鈴や締太鼓を用いるのも特徴的だ。
部長でアルトサックスを担当する小林由奈さん(14)は「少ない人数だからこそ1人1人がしっかり吹けるよう意識して練習した」と話した。
大会前日の練習では1年生から上級生に応援メッセージなどを書いたカードをサプライズプレゼントし、喜びの声が上がった。顧問の稲川尚子教諭(52)は「全員で27人の比較的少人数の部活。だからこそ仲が良いんです」と話し、部員たちを見て笑顔を見せた。