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グローバルPCメーカーのレノボ・ジャパン合同会社は8月4日、小学生向けのプログラミング・ワークショップ&ラボツアーを同社の大和研究所=西区みなとみらい=で実施した。
同社が子ども向けに行うプログラミング教育の一環。プログラミングやものづくりに興味関心を持ってもらうことが目的だ。同社が今年4月から連載を行なっている毎日小学生新聞の読者の中から、抽選で選ばれた親子28人が参加した。
当日はブロック・プログラミングのワークショップ、PCの分解と組み立て体験、大和研究所ツアーの三部構成で進行した。2部と3部は小学生向けに行うのは初めての取組だという。またツアー会場となった大和研究所は、普段は入ることができない場所。同社が開発・販売しているPC「ThinkPad」シリーズの耐久性を測る落下試験などが行われており、子どもたちは各担当者から話を聞き、試験の様子を見たり体験するなどした。
千葉県から参加した小学6年生の栗畑冴栄穹(さえら)さん(11)は「普段できないから、分解が一番楽しかった」と話し、家でもプログラミングをやっていきたいと意欲を見せた。父親の範夫さん(43)は「あそこまで研究所を見学させてもらえるとは思わなかった」と話した。
同社で子ども向けイベントを担当する富澤和義さんはイベントを振り返り、「親御さんに聞くのではなく、子どもたちが自ら取り組んでいたのが印象的。これからもこういう機会を作り、日本のものづくりの底上げになったら」と今後の展望を語った。