市水道局 国際貢献始めて50周年 各国へ技術など伝える

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タウンニュース
社会
現地の写真を見せながら話した籾井氏の講演=水道局提供

横浜市水道局が国際貢献活動を始めて、今年で50周年を迎えた。

同局は1973年、政府開発援助(ODA)事業でアフガニスタンへ職員を派遣し、国際貢献活動を開始した。以来、アフリカやアジア各国を中心に34カ国へ延べ400人以上の職員を派遣するほか、支援先からの研修員受け入れなどを実施。開発途上国の水事情改善に貢献するため、水道事業に関する技術やノウハウを伝えている。

7月10日には市庁舎1階アトリウムで記念式典を開催。来賓や市民など約100人が集まり、横浜の取り組む国際貢献活動を振り返るとともに、支援先からのメッセージを放映した。その後、アフガニスタンなどで人道支援に取り組んだ医師・中村哲さんが現地代表を務めた「ペシャワール会」PMS支援室の籾井孝文氏による講演も実施。籾井氏は写真を見せながら、現地での活動の様子を伝えた。

同局の山岡秀一局長は「市民の皆さまのご理解をいただきながら、半世紀にわたり国際貢献の取組を継続してきたことは、大変意義深いことです。世界において安全な水の供給の重要性が高まる中、これからも横浜市水道局としての責務をしっかりと果たしていきます」と話した。

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