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8月11日(金・祝)に横浜みなとみらいホールの大ホールで開催される工藤重典フルート・スペシャル・プログラム「素晴らしいフルート・アンサンブルの世界」を前にフルート奏者の工藤さんが取材に応じた。
フルートの魅力について、「耳に心地よい音色。圧倒的な迫力はないかもしれないが、繊細で心に染み入る演奏ができる」と語る。今回はフルートに加え、ピッコロ、アルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートも登場予定。「曲によって吹き分ける。豊かな音色とハーモニーの美しさが見どころ」と話す。
コントラバスフルートはなかなか目にできない珍しい楽器だという。曲目もフルートでは演奏されることの少ない、J・S・バッハの『6声のリチェルカーレ』といった難曲や華やかなW・A・モーツァルトの『きらきら星変奏曲』など名曲ぞろい。
前日の10日(木)には小ホールで本公演でも共演する「第38回かながわ音楽コンクール」入賞者との演奏会「工藤重典と若手フルート奏者の出会い」も行う。
横浜は以前所属していた事務所があったことや、県立音楽堂=西区紅葉ヶ丘=で定期的にコンサートを行っていたことから縁が深い。みなとみらいホールにも99年の同ホール1周年のコンサートから定期的に立つ。
横浜でおすすめの場所を尋ねると「やっぱりみなとみらいホールかな」と笑う。「夏の暑い時期にコンサートに来て、涼みながら演奏を楽しんでもらえたら」と話す。