横浜髙島屋 日本の伝統工芸品ずらり 7階の美術画廊で8月9日から21日まで

更新日:

タウンニュース
文化
岡村さんが出展する「乾漆蔦文菓子器」=本人提供

「第30回伝統工芸・神奈川会展」が8月9日(水)から21日(月)まで、横浜高島屋7階の美術画廊で行われる。午前10時から午後8時(最終日は3時)まで。日本工芸会東日本支部神奈川研究会の主催。

展示会には陶芸、染織、漆芸、金工、人形、ガラス、七宝などの作品が並ぶ。有線七宝の蓋物や菊かごめ文様の切子鉢など、多様な伝統工芸品を楽しむことができる。

出展者の1人で中区本牧三之谷在住の漆芸作家・岡村康子さん=人物風土記で紹介=は、麻布などを漆で貼り重ねて成形する「乾漆」の手法を用いた菓子入れなどを出品する。制作に時間がかかり量産はできないが、人の手による繊細な動きを表現した作品を作ることができるという。乾燥に強く、軽量で丈夫であることが特徴だ。

同イベントを主催する日本工芸会は、優れた伝統工芸の保護と育成を目的とする公益社団法人。人間国宝と呼ばれる国の重要無形文化財保持者を中心に、全国の約1200人の工芸作家と技術者たちが所属している。

このニュースをタウンニュースで見る
SHARE