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JR桜木町駅と新港地区運河パークを結ぶロープウエー「ヨコハマエアキャビン」で7月12日、救助訓練が行われた。中消防署山下町消防出張所と運行会社の泉陽興業(株)、横浜水上警察署の合同によるもの。
9回目となる今回の訓練は、機械トラブルや震災等で長時間運行ができなくなったことを想定し行われた。ゴンドラ内に閉じ込められた乗客を搬送するまでの一連の救助手順をダミー人形を用いて確認。救助員はゴンドラの近くに立つ支柱に船舶で移動し、約30m登った後、ワイヤーロープを用いてゴンドラに侵入。降下装置で要救助者を海上の船舶に降ろし、浮き桟橋まで移動して駅舎の本部まで搬送した。
訓練を終え、同消防署山下町消防出張所の小原大樹消防士長は「救出方法や危険箇所を部隊で共有し、練度を上げたい」と話した。また、同事業所の舩田昌宏所長は「強風の中での救助で課題がいろいろとあった。有事の際に生かせるようにしたい」といい、はしご車による救助など、今後も年間を通して訓練を実施する考えだ。