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横浜水上警察署は7月11日、横浜港での人命救助に協力したとして、シーバスなどを運航する株式会社ポートサービス=中区山下町=の船員2人に感謝状を贈呈した。
当時現場に停泊していた同社の交通艇・アポロ。船長の武者拓未さんと甲板員の佐瀬大輔さんは、海に飛び込んだ男性がいると一般通報を受けて駆け付けた同署員を乗船させ、海上での救助活動を手助けした。その後警察舟艇が到着し、体力が弱まりながらも意識のあった落水者を同署関係職員らが引きあげて救出した。男性は一時入院するも命に別状はないという。
落水者のいた場所は観光船などが行き交う横浜港内の桟橋近く。操船をしていた武者さんは「船を出すときに気付いていなければ、船のプロペラに巻き込まれるなど別の事故を誘発する恐れもあった」と振り返った。