みなとみらい本町小 不審者対応、戸部署と訓練 迫真の演技で緊張感も

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駆け付けた警察官に取り押さえられる犯人役

みなとみらい本町小学校で7月4日、不審者対応訓練が行われた。

戸部警察署の警察官が不審者役を演じた。同校児童に車を傷つけられたと言いがかりをつけ、同校に侵入。校舎内を歩き回った。時折、教室の扉を叩き「俺の車を傷つけたのは誰だ」、なだめようとする教員に対しては「どけ」など声を張り上げ、訓練とはいえ校内には緊張感が走った。

教員らが不審者役を校長室に誘導。そこで一時的に留めることで、110番通報を受けて駆け付けた警察官が不審者役を取り押さえ、パトカーで警察署に連行という流れとなった。

同校では、警察の協力を得て同様の不審者訓練を年1回実施しており、今回は戸部署の緊急配備訓練も同時に行われた。

終了後、職員が撮影していた訓練の様子の一部がすぐさま映像で各クラスに流された。戸部警察署の向井瑞樹地域担当次長が中継で児童たちに「先生の指示をしっかり聞いて行動ができていたと思います。いざという時は落ち着いて、おさない、ふざけない、単独行動はしないということを守ってください」とメッセージを送った。

5年生の篠原拓己さん(10)は、犯人役の迫真の演技に「怖かった。さっと教室のドアを閉めて見つからないようにした」と話した。同じく5年生の三崎さくらさん(10)は「リアリティーがとてもあった。ドアの鍵を閉められず慌てました」と振り返っていた。

小正和彦校長は「命を守るためにどう協力して、どう守ればいいか。教員、児童、それぞれがいざという時に対応できるようにしていきたい」と話していた。

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