街角で 吉田町でビアガーデン 前理事長を偲び「乾杯」

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関内・吉田町本通りで7月22日(土)、「吉田まちじゅうビアガーデン」が開催される。14年前の開始当時、県内でも公道を歩行者天国にして行う飲食イベントは前代未聞だったというが、今や夏の風物詩としてすっかり定着。しかし誰よりもこのイベントを愛し、酒を愛し、吉田町を愛した男の姿が今年はない。

地域の立役者

今年のポスターのモデルになったのは、主催の吉田町名店街会の前理事長である故・吉田和正さん(享年56歳)。今年5月7日、がんで亡くなった。吉田さんは2018年から同会の理事長に就任。ビアガーデンやノラねこ通り、こども縁日の新設など街のために奔走した。「よしだちょう」と読み間違えられることも多い中「吉田町(まち)の吉田です」を合言葉に、街の知名度アップに貢献していたというエピソードも。理事長を継いだ佐久間衛さんは「人脈も広く、人や街の橋渡し役的存在だった。吉田町を本当に愛してくれていた」と振り返る。

当日は折しも吉田さんの誕生日。街の人たちは「お酒が大好きで毎回誰よりも盛り上げてくれた吉田さんを偲んで、あえて『乾杯』で。多くの人に楽しんで欲しい」と話している。

会場では約35店の屋台や路上ライブも。午後3時から9時まで。雨天時は翌23日に順延。

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