更新日:
横浜市は7月6日、物価高騰対策として行った「レシ活」に関し、アプリのシステム障害により、約4億円分のポイントが規約の期限より前に失効していたことを発表した。対象は約9万7千人で、アプリの運営会社はポイントを返還する方向で検討している。
レシ活は市から業務委託を受けたWED株式会社=東京都=が運営するアプリ「ONE」を使い、買物をした際のレシートを投稿すると、後日、ポイントが付与されるもの。ポイントはアプリ上で電子クーポンへの交換や1ポイント=1円として銀行口座へ出金できるようになっている。
市とWEDの発表を総合すると、不具合は6月13日に発生し、規約にある最終付与日から120日より前に失効させていたという。WEDは7月3日、市に対し「失効額を戻す対応を検討している」と申し出たという。
アプリ上では失効日7日前と前日に通知が出る仕組みだったが、それに気が付かずに120日が経過し、ポイントが失効した人もいる。市はこの失効分に関しても復活を求める申し入れをしており、WEDとの間で対応を協議している。