元街小 150周年記念アートを制作 卒業生・大野さんが講師に

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4年生の作業を見守る大野さん(写真奥)。児童たちは長さ4.5mの大きな布を囲み、思い思いの絵を描いた

元街小学校(工藤雅彦校長・499人)はこのほど、創立150周年にあわせて、全校生徒で記念アート制作を行った。

講師に迎えたのは、同校卒業生で油彩画家として活躍する大野愛(めぐみ)さん(34)。大野さんは、ストライプをあしらった独自の手法「シマシマ画」で表現するアーティストで、海や船など横浜の風景を中心に描いている。

児童たちはこの大野さんの作風をもとにした巨大なアート作品の制作を「しましまアートプロジェクト」と名付け、活動をスタート。完成品は長さ4・5mの布(幅は30cm〜90cm)を14枚並べ、横幅約10mにもなる大作だ。

6月12日から16日まで体育館で学年ごとに分かれ、PTAの保護者や大野さんのアーティスト仲間がサポートする中、色付けを行った。

自由な表現で

花や虹などの好きなモチーフやカラフルな模様、中には足や手に絵具を付けてダイナミックに描く児童も。「頭を使う絵は大人になってからいくらでも描ける。自由な絵は今しか描けない」と大野さん。あえて細かい指導はせず、自由に描いてもらうようにしたという。作業後に行われた質問タイムでは、上手な絵の描き方のコツを児童から聞かれ「よく観察すること。8分見て2分描く」など具体的なアドバイスを行っていた。

児童の一人は「全校の絵が全部合わさったらどうなるか楽しみ」と感想を話していた。記念アートは、夏休み後に体育館に飾られる予定。

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